ゼクシィの上手な読み方 ~人気式場はどれ!?~
皆様こんにちは。マルコです。
今回は「ゼクシィの上手な読み方~人気式場はどれ!?~」をお送りします。
最近は結婚式場探しにInstagramや口コミサイトをメインで活用します!
という花嫁様も多いですよね。でもやっぱり「プロポーズされたらゼクシィ♥」派の方も多いのではないでしょうか?
初めてゼクシィを買うのって本当にドキドキワクワクしますよね!
今回のブログは、そんな、初めてゼクシィ買ったんですー!という方に、
そのゼクシィを片手に読んでいただきたい<m(__)m>
私は毎月仕事でゼクシイを読む人生なので、新鮮にゼクシィを手に取れる皆様が羨ましい
さて、ゼクシィは"ゆりかごから墓場までいつも隣にリクルート”が発行する(リクルートはそんなことは言ってません)、言わずと知れた結婚情報誌。
巻頭の数十ページが結婚準備や結婚式のお役立ちページで、
あとはすべて式場と指輪・エステ・ドレスなど、
ウェディング関連企業の広告ページがメインとなります。
とってもたくさんの式場が載っているので、
ページめくるのが楽しくて♥ という方と、
反対に、式場ありすぎて混乱しましたー(泣)!
という方も結構いらっしゃいます。
たしかに、首都圏版・関西版などになるととんでもない厚みにとんでもない数の式場
【ゼクシィのポイント】最初のほうに載ってる目立つ式場=人気式場とは限らない!?
ゼクシィの式場ページを開くと、最初の方からページが多い順になってます。16ページも使ってひとつの式場が紹介されていることもありますね。
巻頭特集っぽい企画ページ、16ページ、10ページ、8ページ、、、1ページ。。。
初めてゼクシィを読む方は、人気の式場だから、巻頭で特集くまれているのかな?なんて感じられるかもしれません。
今回は、「実はそんなことないんですよー!
なので、掲載順や特集に引っ張られすぎずに、
おふたりの気持ちを最優先に式場選んでくださいねー!」
というお話です。
それでは今回も、少し裏話もいれながら、本題に…。
お気づきの方も多いかと思いますが(;_;)
ゼクシィは雑誌のように見えますが、実際はとても分厚い広告宣伝(紙のCM)です。
各式場は1ページいくら × 〇ページ分
という広告費を払ってゼクシィに掲載をしてもらっています。
わりとハイプライスです(笑)
ゼクシィって毎月太さ変わるんですけど、
雑誌と考えると不思議ですよね?
普通雑誌って、
毎月同じ値段でだいたい同じページ数、だいたい同じ情報量、ページ構成。
ゼクシィは毎月ページ数(情報量)が違うのに同じ値段。
でも理由はシンプル。
「ゼクシィのページ数の多い・少ないは、
単に式場側の広告出稿量の多い・少ないに影響を受けているだけだから」です。
つまりリクルートさん側が提供している結婚準備情報や、
結婚式のお役立ちコラムの量や質は毎月同じなので、
太さが全然違ってもお値段変わらず!オッケー!というわけです。
ゼクシィがとっても太い時は広告に力を入れてる式場が多い時なんです。おのずと情報が多めになっているので、ゼクシィ買い時かも。
いわゆるウェディングの集客シーズンといわれる、
12月、1月(プロポーズ&親御様への報告シーズンです(^^)) などは太い!!
そのような成り立ちのゼクシィなので、
ざっくり言ってしまうと、巻頭企画っぽい目立つページや、
ページ数が多い掲載をしている式場は、
その分高い広告費を使っている式場というわけです。
ここまで読んでいただくと、
「じゃあやっぱり、人気の式場のほうが広告費たくさん払えるだろうし、
巻頭特集に載ってたり、ページ数が多かったりする式場が人気なんじゃない?」
と思われるかもしれません。
が!そうでもないんです!
【人気会場が、必ずしも高い広告費を投入するわけではない理由】※ちょっと渋めの話になります
〇広告予算の考え方〇
式場によって、広告宣伝をとにかく豪華にする投資主義のところもあれば、
会場のメンテナンスやリニューアル、人件費や資材費・食材仕入費にもしっかり使って、
手堅く広告費を確保する式場もあります。こういった式場は、
毎月ほとんど変わらないページ数を安定的に買っていたりします。
〇来て欲しいお客様の数が違う〇
たとえば貸切型の1日1組限定スタイルの式場Aなら、月に10組の方に成約していただけばオッケー。
でもひとつの式場に披露宴会場が複数あって、
すべての披露宴会場で1日2組は結婚式をしていただこう!という式場Bは月に100組の方に
きていただきたい、とか。そうなると広告にかける比重が重くなるのも頷けますよね。
〇知名度がもともと違う〇
これは有名ホテルによくあてはまるのですが、
知名度がすでに突出していて、伝統と格式も確固たるものがある、
リピーターも珍しくない(その親族はだいたいこのホテルでやるとか)など、
ゼクシィにたくさん載せなくてもお客さんが集まるんです!というケース。
あれ?このホテルすごく有名なのにゼクシィは後ろの方に載ってるんだなーと
思われたことがある方もいらっしゃるのでは。
ホテルだし結婚式に力入れてないのかな?ということではありません。
〇他の媒体での露出に力を入れている〇
ここ数年のウェディング業界の大きな流れのひとつなのですが、
式場の広告戦略がゼクシィ一極集中から劇的に変わり始めています。
結婚式場選びといえばゼクシィ。ずっと圧倒的シェアを保ち続けてきました。
ところがここ数年、SNSの広がりやWEBを強みとする競合他社の台頭で、シェアは分散する一方に。
SNS広告やWEBサイトへの出稿と比べて
明らかに高コストであるゼクシィへの出稿にすべてをかけるのではなく、
効果的・効率的な集客を模索する式場が増え続けています。
お話をはじめると、つい熱くなるタイプなので(^_^;)、
今回も長くなってきてしまいました。。。
このあたりで自制しまして。。。
つまり、
ゼクシィのインパクトだけで式場を選別しちゃうのはもったいないかも?ということ。
巻頭に綺麗な写真でたくさんページがあると、良い式場!
後ろの方の1ページだけの式場があまり良くない会場!とは限りません。
もしこれを読んでいる花嫁様が、1日1組貸切スタイルの、
丁寧なおもてなしをされる式場をお探しなら、
後ろの方のページにもぴったりの会場があるかもしれません。
ゼクシィを開くときには、こんなことをマルコって人が言ってたなぁなんて
少しだけ頭の片隅に入れておいていただけたら嬉しいです。
皆様が、"ふたりらしい"結婚式場と巡り合えることを心から願っています!(^^)!
お読みいただき有難うございました!!
プランナーのつぶやき ~花嫁の母の気持ち~
ウェディングプランナーをしていると、
その日の結婚式がめでたくおひらきになりホッとした瞬間は、次の週末の結婚式本番の1週間前カウントダウンのスタートでもあり。
いつも緊張感をもちながら、先をみて先をみて走り続けます。
(なので、1年過ぎるのがびっくりするぐらい速いんですよ、これほんとにw)
そんな落ち着くことなどない毎日の中でも、ひととき心が潤って、
よしまた頑張ろう!とパワーをもらえるのが、
挙式を無事におえられた新郎新婦様からの、
御礼や近況報告のお手紙をいただいた時。
有難いことに「お礼です♥」とプレゼントやお菓子などをいただけることも
本当に多くて感謝感謝なのですが、
お手紙をいただくのがほんっとうに一番といっていいぐらい嬉しかったりします。
間違いなく宝物です。すべてずーーーーっと大切にとってあります。
そんな、プランナーの疲労回復アイテムであり、
エネルギー源である「お手紙」ですが、
たまに差出人が「親御様」というケースもあるんです。
今回お話しするのは、花嫁様のお母さまから届いた挙式後のお手紙の話です。
(ディテールはアレンジしてます)
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拝啓 秋風の候 マルコ様にはますますお忙しくご活躍のこととお慶び申し上げます
先般、娘の結婚式に際しましては、真心からのご尽力をいただき、
誠に有難うございました。
当日は御礼もろくに申し上げず失礼致しました。本当に有難うございました。
結婚式の会場が決まってから、
打合せや衣装の下見、映像をつくる、音楽をえらぶ、二次会の準備がある、など、
貴重な土日の休みに忙しく出かけていく娘の姿に、
母親として嫁入り道具を一緒に整えたい私は、婚礼準備も思うにまかせず、
「最近の結婚式はこんなに準備や時間をとられるものなのかしら?」
とため息が出たのが事実です。
でも、その理由が、披露宴に出席し、感動的な演出と映像に接し、
はじめて「ああ、なるほど、こういうことだったのか」
とようやく納得することができたのでした。
結婚式当日の娘は、この上なく活き活きと幸福そうな様子でした。
これもすべてマルコ様はじめスタッフの皆様の真心のお陰と感謝しております。
今は写真の出来上がりを楽しみに家族全員が指折り数えて毎日を過ごしています。
末筆ではございますが、時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。
次回再びご縁がございましたら(妹様のことですね)、
その節には今回同様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 敬具
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このお手紙をいただいたのは、まだ若手プランナー時代。
お母さまは「良い結婚式でした」というお礼を書いてくださっているのですが、
私はこれを読んで、とてもどきっとしたのを覚えています。
それから8年ほどたった今も、絶対に忘れられない手紙です。
何にどきっとしたのかというと、手紙内の赤字太字部分。
娘をお嫁に出す(あえてこういう言い方します<m(__)m>) 母親や家族の視点・気持ちをこれまで考えたことなどなかった
自分の仕事に気づいたからです。
私たちは「結婚式を成功させる」こと、「新郎新婦様の願いを叶えること」に
全力です。それはビジネスライクにいえば、ご契約者本人は新郎新婦様なので
当たり前といえば当たり前です。
でも、本当にそれだけで良い結婚式になるのだろうか?と
考えさせられたのです。
結婚するということは、「素敵な結婚式をあげる」ということだけじゃない。
「産まれてからこれまで大切に育ててきた娘がいよいよ家を出る」
「今までずっと一緒だった兄弟姉妹となかなか会えなくなる」
「幸せな結婚生活のスタートがきれるように十分に準備してやりたい」
「平日は仕事で疲れている娘が、家事をせずにただのんびりできる土日は最後かも」
花嫁の家族の視点にたつと見えないものが見えてきます。
この親御様やご家族の気持ちは、プランナーはもちろん、
もしかすると花嫁様自身も知りえないものかもしれません。
私はこのお手紙をいただいてからというもの、
結婚式準備が新郎新婦様にとって必要以上に負担にならないように
(家族との時間や、娘・息子としてつくれる思い出作りの時間が増えるように)
スケジューリングの効率化や的確な即レス即対応を徹底すること。
何かを決めて進めるときに「親御様はどう感じておられるだろうか?」という視点をいつも忘れないこと。
に注意してプランナーの仕事をするようになりました。
今回は、とても大事な気付きをいただいたお手紙を紹介しました★★★
結婚式が大切な家族との繋がりを再確認できる場でもあることを願います♪♪
"挙式のみ”がもっと素敵になるポイント(披露宴をする方にも)
長引くコロナ禍のなか、
それでも夫婦となる「節目」として、
また大切な人たちへの「想いを伝える場」として、
感染対策をした上で結婚式を挙げる新郎新婦様も少なくないと思います。
式場側も、検温・消毒・換気の徹底はもちろん、
リスクの少ない動線・演出の提案をおこなったり、
当日祝福に盛り上がるゲストの方々に対し、
心苦しく思いながらも安全第一で参加いただけるようお願いしながら、
なんとか幸せな1日を作り上げています。
そんな中、
「大人数を呼ぶ披露宴は控えようかな」
「会食(食事)は別の機会に家族だけで静かにやろう」
という配慮などから、
「挙式のみ」というスタイルを選択する新郎新婦様も増えています。
一時は、延期をすればまたたくさんの人を呼んで披露宴ができるかもしれない、
と特別措置で延期料を負担して日程変更を提案する式場も多かったのですが、
長期化し出口が見えないコロナ禍で、
「今できる最高の結婚式をしよう」という流れに変わりつつあります。
今回は「挙式のみ」の結婚式がテーマです。
「この日を迎えられて本当に良かった!」という一日になりますように。
すこーしだけ裏話も入ってます。
(1)ナゼ?もともとは「挙式のみ」に対応していない結婚式場が多い
そうなのです。これから「挙式のみ」のスタイルで式場を探そうとされている方にとっては、まずはこれがポイントです。憧れていたあのホテル。雰囲気が好みのあのゲストハウス。。。残念ながらすべての式場で「挙式のみ」を選べるわけではありません。必ず披露宴か会食を一緒に予約してください、といわれることも珍しくありません。
割合でいくと「挙式のみ」はできない式場のほうが多かったりします。ナゼ?
・・・これは式場の都合といってしまえばそれまでですが、披露宴会場を持っている式場は、料理部門(シェフやサービススタッフですね)や披露宴専任のスタッフ(進行役や親御様の担当者など)がいるなど、結婚式=披露宴ありきで経営されていることが多いためです。
もちろん、披露宴会場自体が大きかったり複数あったりすると、その分、管理費や維持費も必要ですよね。挙式・披露宴が1日に3組行える会場だとすると、この3組の枠を挙式のみで埋めてしまいたくない式場側…というとわかりやすいかもしれません(チャリン)。披露宴に関わる人たち、お仕事なくなってしまいますもんね(T_T) 売上がないところに経費(人件費・維持費ほか)だけがしっかりとかかっちゃうことになるわけですもんね(T_T)
新郎新婦様の幸せを最優先に考えるうえでも、式場が存続し続けなければならない。。。
そのためにも「挙式のみ」は受けていないという式場が多いというと少し納得かもしれません。
(2)今がチャンス?コロナ禍で「挙式のみ」プランを始める式場が増えている
ところが、コロナ禍という未曽有の事態に遭遇し、なんとか「挙式のみ」やそれに近いプランに対応しようという式場がコロナ前より確実に増えています。その背景は…言わずもがなですが、1組でも多くの新郎新婦様に結婚式をしていただくことが、ウェディング業界の未来に繋がるから(背に腹は代えられないところまできているから)です。
実は私も最近、とっても素敵だなと思う都内の式場さんを調べていて、そちらは星付きシェフのお料理が評判の式場なので、やはりもともと「挙式のみ」プランはないのですが、期間限定で「フォトウェディング」「ふたりでの挙式」に「ふたりでのフレンチ」がついているプランが発売されていて感激しました。
私の推測では、実施できる曜日や時間帯が限られているのかな?と思うのですが、ふたりだけなら、あえて平日にお休みをとってゆったりとウェディングデイを過ごすのも有りですよね。
(なぜ実施できる曜日や時間帯が限られるかというと、(1)のお話に繋がりますが、やはり通常は披露宴を実施できるような会場で、"土曜日・お昼から・大安"などの黙ってても売れる(言い方お下品(T_T))好条件の枠を挙式だけの実施で販売することはないと思われるからです(T_T) 申し訳ありません。。。私が代わりに謝ります。。。)
話がちょっとそれましたが、そんな時流が手伝って、以前だと「挙式のみ」や「フォトウェディングのみ」なんてプランは皆無だった素敵な人気式場さんが、こぞってそういったプランを販売しはじめているのが「いま」です。私はもともと自分がやるなら自然体でシンプルな挙式を…という希望が強いので、今がチャンス&ラッキーかもとすら思ってしまっていたりします。
(3)式場選び:「挙式のみ」に適している式場は?
実際に「挙式のみ」が可能な式場を探すには、
★ゼクシイネット
★ハナユメ
★みんなのウェディング
★Wedding Park
などウェディング業界を代表する式場情報&口コミサイトで
「こだわり条件:挙式のみ」などと絞って検索するのが効率が良いわけですが…
その中から更に選ぶときのポイントはあるのでしょうか?
◆全天候型に勝るものなし!ロケーション重視より内容充実!
緑溢れるガーデン挙式や、海が見えるガラス張りのチャペルでの挙式。
本当に素敵ですよね。
ですが!「挙式のみ」を選択されるなら天候に左右されにくい屋内一択かも!?
挙式・披露宴両方を行うスタイルであれば、
挙式中に少々の肌寒さや小雨、猛暑、強風など天候不良に見舞われても、
時間にしてその5倍ほどの長さがある披露宴が控えているので、
挙式のマイナス要因なんてどこかに飛んでいきます。
美しく整ったヘアメイクやドレス姿も披露宴中にしっかり写真に収められます。
ですが、「挙式のみ」は挙式が勝負なのです(笑)
できるだけ無風で快適な気温に保たれて照明が安定している(欲張りましょう)屋内で
落ち着いて挙式に集中したい。ヘアメイク崩れていないかな?写真うつりは大丈夫か
な?なんて気にしてたら、あっという間の挙式のひとときがもったいない!
ということから、リスクを伴う屋外と天候次第で大荒れになる挙式会場は△、
なにかと安定の屋内を強くおすすめします。
(4)式場選び:「挙式のみ」の相談にいくときにケアしたいポイント
◆ブライダルフェア/相談会でかならず確認しておきたい:挙式前&挙式のトータル時間
まず挙式時間について。
披露宴ありきの日本の結婚式は、近年挙式の時間がどんどんと短くなっていて、
10分ほどで挙式が終わってしまうという会場も。
特に、1日に何組も対応が必要な式場(披露宴会場が多い式場)は、
挙式会場であるチャペルなどもその分回転させる必要があるので、
できるだけコンパクトで印象的な挙式をきわめていたりします。
そういったアトラクション的なウェディング(ゲストが最少の時間で到着から待合室⇒挙式会場⇒披露宴⇒出口と移動し続け決して自由に動けない結婚式を勝手にこう呼ぶ(笑))も私は好きなのですが、あくまで披露宴向きだと思っています。
「挙式のみ」にするのであれば、やはり挙式会場でできる限り余裕をもって過ごし、
幸せな1日を味わい尽くしていただきたい。
挙式時間は長ければ良いというものではありませんが、経験でいくと、15~20分は普段から挙式(入場から退場まで)時間が確保されている式場というのが式場選びのひとつの目安になると思います。
そして、もうひとつは式場探しのときには盲点になりやすい挙式前の時間。挙式のみの場合は家族に早く集まってもらう必要もないので、30分前集合などで充分と思いますが、30分前には直接挙式会場に入れるのか、入れないけど待合室が利用できるのか、ここは確認することをおすすめします。
普段から私が新郎新婦様によくお伝えすることですが、家族や列席者が待合室でどのように過ごすのかは、当日どうやっても新郎新婦様ご自身が確認できないところです。それなのに、家族や列席者にとってはこの待つ時間・空間の印象がおふたりの結婚式の第一印象なんですよ、ということ。そんな目線で当日を想像しながら相談会でプランナーに確認してみてくださいね。
◆ブライダルフェア/相談会でかならず確認しておきたい:挙式後の時間⇒ここ大事!!
そして今日お伝えしたい1番のポイントは、挙式後にどう過ごせるのか、新郎新婦様が出発する(着替えて式場を出る)までの時間の過ごし方を確認しておくことです。ここは新郎新婦様にとって思い出深い1日となるかどうかに、とっても影響します。
私が担当するのであれば、挙式後20分~25分はこの特別な空気感のまま、挙式会場もしくは準ずる場所で過ごして欲しい!のです。
何をするのか?…
①ふたりで言葉を交わしましょう 「ありがとう」「緊張したね」「あっというまだったね」「泣いてたじゃんw」……ふたりだけの言葉を挙式後に。緊張と緩和。挙式退場後の新郎新婦様にはおふたりらしさが出ます。
②写真を撮りましょう ふたりの美しい写真をたくさん残しましょう。できれば式場の中、難しければ式場の雰囲気がわかる場所で。何年後でも「あの時のこと」を思い出せるように。
③大切な人に感謝を伝えましょう もし家族やお世話になった方を挙式に招いている場合は、「挙式のみ」でも花束贈呈や手紙を渡すなどが可能な式場もあります。披露宴をしないから、と諦めず、そういった感謝を伝えるシーンを作ることができるのか、相談会で確認できるとプランナーと希望の結婚式のイメージを共有しやすいのではないでしょうか。
(4)式のアイテム:「挙式のみ」だからちょっとふんぱつしたいポイント
①ブーケ&ブートニア(生花)
「挙式のみ」で最もこだわれて、そして思い出に残せるアイテムです。式場のフローリストにオーダーで作るスタイルが多いと思いますので、ここはぜひふたりらしいこだわりの作品にしてください。そして、すこーしお値段が張るウェディングアイテムですが、ぜひ「アフターブーケ」にしてみてください。おふたりの「ブーケ&ブートニア」が押し花に形を変えておうちに届き、手元に置くことができます。「アフターブーケ」は「やっとけばよかったー!!!」という、花嫁が後悔したランキング上位によく入ってくるアイテムです。挙式当日にばたばたっと過ごしていると、プランナーに「アフターブーケどうされますか?」と聞かれても「あ、えーと」と考えているまま二次会へ出発してそのままとか、考えている間にそのまま持って帰ってしまって。。。ということも多いのですが、後で「あの日のあの美しいブーケは、枯れてしまってもうこの世に同じものがないんだ」というのを実感し、「やっとけばよかったー!!!」でしかないそうです。
当日までに注文するかどうかは決めておいて、
予算に入れておいていただくのがオススメです。
最近は格安で花嫁さん自身がセルフで送るようなアフターブーケもありますが、
ここは式場にお願いし、扱っているメーカーに任せたほうが安心です。
ブーケの発送も花の扱いに慣れているフローリストさんが行ってくれることで、
状態が良いままメーカーに届けられたり、
製作開始後もメーカー側との細かいやりとり
(仕上がりについてなど結構確認がよくあるんですよ、実は)も、
すべて式場が良きに計らってくれるので、やっぱり間違いないです。
②スナップ写真&動画撮影
こちらも。「やっとけばよかったー!!!」という、花嫁が後悔したランキング上位によく入ってくるアイテムです。
最近では「スナップ写真」=「ポーズをとっての記念写真ではなく、一日をドキュメンタリっぽく撮り続ける写真」はマストでオーダーされる新郎新婦様がほとんどですが、「動画撮影」は悩まれるアイテムの代表かつ「やっとけばよかった」ランキング上位(わりと1位が多い)です。
「多分見ないよねー」という流れでオーダーされないことがほとんどなのですが、映像のもつ力は写真では代われない、とこの仕事をしてきて本当に感じます。仕草、声、音、、、動画を見れば一瞬でその日に帰ることができるのは、写真以上です。
私もプランナーをしていて「映像撮っておいたら良かったです」「映像撮ってもらって本当に良かったです」系の思い出がいくつもあるので、またの機会に。。。
「挙式のみ」だからこそ、立ち会えなかった方々への報告にも活用できる、
映像も検討されてみても良いかもしれませんね。
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こんな時流になる前から、私は「ご家族だけでの挙式」「ふたりだけでの挙式」スタイルの結婚式が大好きでした。新郎新婦様自身が、ゲストの目線がない分、「ふたりのこと」「結婚式で誓いをたてること」に集中できること、静かで落ち着いた挙式会場内になんだか清らかな空気が広がることなど、経験するとやみつきです(笑)
コロナ禍で仕方なく「挙式のみ」を選ぶ新郎新婦様も多いかもしれませんが、
「挙式のみ」だからこだわれること、
「挙式のみ」でも楽しめること、
実は色々あるのです。ぜひ素敵な1日にしてくださいね。
はじめまして、マルコです
花嫁のみなさま、はじめまして。
ウェディングプランナー歴10年を超えました、マルコです。
このたびブログを開設しました。
これまでウェディングプランナーとして約1,000組の新郎新婦様を担当し、
ウェディングの現場の酸いも甘いも(?)経験。
大好きな新郎新婦様たちに勉強させていただいた経験や知恵を、
これから幸せなウェディングを迎える未来の花嫁様にお伝えしていきます。
会場見学のご案内から申込み、打合せから当日、そして挙式後まで、
すべての工程を担当してきた経験と、
マネージャー、支配人を務めたからこその客観的な視点も交えながら、
幸せのお手伝いとなる情報をお伝えできたらと思います。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、
ウェディング業界は本当に傷ついています。
何を隠そう私自身も、この影響で
同じウェディングの会社にいながらも現在は新規事業に軸足を置いています。
今だからこそ、
不安や心配が多い新郎新婦様の情報収集や息抜きのひとつになりたい。
そんな思いです。
そして…
プランナーのみなさま。
ウェディングプランナーの仕事は最高の仕事ですね。
「全身全霊をかけて私の新郎新婦様を幸せにする!」
そんな思いで今日も式場を駆け回るプランナーの皆様のエールともなりますように。