結婚式をしよう

1,000組以上を担当してきたプランナーの結婚式の話

結婚式準備編 ~引出物を"持込み"で用意するときの注意点~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は「引出物」や「引菓子」、「サンクスギフト」を、

式場で注文するのではなく、持込みで用意するときに、

式場とスムーズに連携できるポイントをお伝えします。

かなり実用的&現実的なお話になりますが、

今日お伝えするポイントをおさえていただけると、

格段に間違いなく・きれいに……つまりイメージ通りに進められるはず♩

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引出物を持込むときに、注文先のメーカーやショップに必ず伝えること】

(1)熨斗(のし)のかけ方を必ず指定して!

引出物といえば「熨斗」をつけるのがマストですが、

熨斗は"外熨斗"と"内熨斗"とが選べます。

◆外熨斗・・・引出物の包装紙の上から熨斗が貼られている

◆内熨斗・・・引出物の包装紙の下から熨斗が貼られている

⇒これ、必ず"内熨斗"を指定しましょう。

理由は「破れてしまうリスク」を避けるためです。

「破れる」:忌み言葉で、結婚式では絶対に使いませんがブログでは伝わりやすさのために悪しからずmm

 

熨斗はこれからひとつの親族となる両家の名

紅白の結びきりとともに書かれた「超縁起物」です。

この両家のお名前がかかれた熨斗に亀裂が入るなんて避けたいですよね。

ところが熨斗って、普段の挨拶や御礼の菓子折りのときにもつけるので、

機会があれば後ろの貼り付けてある部分を確認いただきたいのですが、

小さいセロテープで真ん中あたりをちょんっととめてあるだけです。

外熨斗にしてしまうと、

あの状態のものが数十個段ボールに詰められて宅急便で届く。

式場スタッフがそのギューギューに詰められた引出物を一個ずつとりだして

袋の中に他の引菓子などと一緒にセッティングする。。。

もう、ダメージを受ける危険しか考えられないんです。

 

式場の取引先の引出物会社などは、

"緊急用"に両家ごとに予備の熨斗と包装紙を必ず届けてくれますし、

営業時間外の緊急時対応ルート、みたいなものまであったりするのですが、

持込で手配される場合はそのようなサービスがついていないことも多いです。

破損があった場合にカバーできないんです(T_T)

 

ですので、

包装紙の内側に熨斗が貼られる「内熨斗」はマストでお願いします!

 

(2)種類が複数ある場合は、商品識別のしるしを入れてもらって!

ひとつのメーカー、ひとつのショップで引出物を一式お願いしたけど、上司・友人・家族などでランクや商品自体に違いを出しました♥というケースはよくあることと思います。

婚礼の引出物メーカーだと、必ずひとつひとつの商品に、外から中身が何かわかるマークやシールなどしるしが実はあるんですが、これは外部にお願いするときにはしっかり伝えないと対応してもらえません。

この商品識別のしるしは当日披露宴が始まる直前に、披露宴スタッフが1席1席すべての引出物を最終チェックするときになくてはならないもの。特に見慣れていない引出物を用意するので、万が一、を防ぐためにもぜひ依頼してくださいね。

識別が簡単なように、包装紙をまるっと違うものにすれば?と思われることもあるかもしれませんが、マナーとして、引出物はゲストによって差をつけているように見せないほうが良いので、基本的には包装紙は同じ、この商品は小さい青い丸いシール、この商品は小さい赤い丸いシール、などで識別されることをおすすめします。

 

【式場に引出物を持ち込むときに、プランナーに必ず確認すること&伝えること】

引出物の持ち込みは重量もかなりのものとなるので、注文先から直接式場に届くように手配をされるのがおすすめですが、配送や持込みの手配をする前に式場のプランナーに確認したほうが良いことがあります。

 

(1)早くても遅くても!?受け取りにベストな日時

そう。式場に品物が到着する日時の打合せです。

カップル様側は「前持っての準備が何かと安心」というお気持ちから、早めに届くようにしたほうが良いのでは?と思われるかもしれませんが、式場の事情でいうと実は逆だったりします。

毎週何組もの結婚式があり、それぞれの結婚式に持込みアイテム、お預かりのお荷物が必ずあります。限られたスペースの中で、他の方のものと混ざることなく、また傷や破損のないよう大切に扱うためには、十分な空間が必要です。

式場にもよると思いますが、そのスペースは基本的に結婚式当日の前の週末にしか空きません。そんなことから、おそらく当日の1週間前以降の平日に届けて欲しいということが多いはず。「早いほうが安心だろう」と早合点せず、ベストな指定日をプランナーに確認してみてくださいね。

ちなみになぜ平日か?これには週末は1日中結婚式が行われているので、荷物搬入の対応が限られたタイミングしか難しいという理由も。

 

一方で「引菓子だけ当日持ってきますね!」のパターンも、リスキーです。万一数が足りない、届かない、などが起きた時の代替え案が限られるためです。おふたりのせっかく選んだギフトが良い状態で当日ゲストに渡るよう、ぜひプランナーと早めに相談してくださいね。

 

(2)何が何個届くのか?余るのか?中身と数量は伝えて!

式場のプランナーは、どのゲストにどの引出物をつけるのか、カップル様と入念に打合せを行います。その内容をもとに、当日にむけて引出物セッティングをスタートします。

ところが、時に、「念のため」ということで実際にゲストにお渡しする数量より多く手配をされていたり、「お願いしたメーカーの数量変更の締め切りが早くて調整できなかったため」ということで、予定の数と違ったりするものが届く場合があります。

これ、プランナーがめちゃくちゃパニックになります(笑) 基本カップル様が間違われることなんてない!という前提で自分を疑うので、めちゃくちゃ資料を再確認しまくったり、届いた引出物をもう一回一個ずつ全部見たり、大騒ぎです。よければ、事前に何が何個届くのか、打合せと数量が違う場合は必ずお知らせください<m(__)m> プランナーを代表し、お優しい皆様にお願い申し上げます。

 

今回は「引出物を持込む時」という結構レアかもしれないケースに絞ったお話をさせていただきました。最後はお願いみたいになってしまいましたが、

プランナーとカップル様の細やかな連携が、

より良い当日をつくると思いますので、

ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

お読みいただき有難うございました!(^^)!

式場見学編 ~見学って何件必要?~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は「式場見学編 ~見学って何件必要?~」と題して、

式場探しをする新郎新婦様にお届けしたいと思います♩

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【平均2~3件は式場見学するって本当?】

複数の調査結果からも、式場見学の平均件数は2~3件といわれています。2~3件見学したほうが良い理由はいろいろと言われますが、マルコ的には、事前リサーチで本命の式場が絞れている場合、わざわざ複数の式場をまわる必要はないと思っています。

何件も見学したほうが良い理由をしいて考えるなら、「式場見学の思い出作り」「比較して選んだという自信の根拠作り」ぐらいで、むしろデメリットを思い浮かべるぐらいです。

 

デメリット①

本命の式場があるのなら、ベストな日取りと時間帯で結婚式を予約してほしい。1番に行かない手はない。

プチデメリット②

時間がもったいない。1件の式場で3時間程度はかかり、場合によっては半日ぐらい拘束されるようなブライダルフェアをしていることも。どうせ同じように時間がかかるなら、本命式場で、細かい打合せまでするぐらいの気持ちでかかったほうが実りがあるし、ドレス選びを早めにスタートするなど具体的な準備を始めるほうが良い。

 

デメリット③

"見せ方"に惑わされる可能性が高まる。複数の式場をまわると、見積りを比較してお得なほうを選ばないといけない、というプレッシャーがなぜか強まります。もちろんお得に越したことはないのですが、私のブログで過去にお伝えしたこともあるように、式場によって見積りの見せ方が違うことを知ったうえで、本質的なお得感って何なのか?ということが大切です。値引きや特典も同様。。。値引きのカラクリも近々ぜひお伝えしたいのですが、これに引っ張られるのも危険です。

結論、

「人気がある良い商品が、明確な理由なく、そんなに安くなるわけがない」

「式場も成約してほしいわけなので、

他式場に持っていかれたら絶対に負けるような高額な見積もりは出すわけがない。

プランナーは基本、即決狙うので、1件目でも全力でベストプライスだす。」

という当然と言えば当然のことを信じてもらっても良いのかなと思います。

 

もちろん、本命が2会場ある!3会場が同率1位なの!という場合はぜひ見学に回ってみてくださいね。本命が1会場に絞られているのに、たくさん見学に回る必要はないのでは?というお話です。

 

【式場紹介カウンターのお姉さんは4会場見学に行くように言うという噂】

ちょこっと裏話します。

ここからは新郎新婦様と式場、新郎新婦様と式場紹介カウンター、についてではなく、

式場VS式場紹介カウンターみたいな話になってしまうので、

ご興味のある方だけお読みください<m(__)m>(笑)

 

「式場紹介カウンター」というものを運営している会社がいくつかありますよね。老舗から、最近名前を聞くようになった会社もあります。自分たちにあった式場をアドバイスしてくれる!という触れ込みで利用されるカップル様も一定数いらっしゃいます。

そんなカウンターに相談にいくと、「初めてのことだから何件か見学したほうがいい」「みなさま4件ぐらい見学しますよ」と言われ、さほど興味もないけれど、一緒に予約しておくねと言われるがままに、予約された式場をとりあえず見に行くことになってしまった・・・

 

~見学当日~

プランナー「本日は有難うございます!ご見学にお越しいただけたポイントってございましたか?」

新郎様  「いやべつに。。。カウンターで行くようにいわれたんで」

プランナー「・・・」

辛めのパターンですが時々あります。

案内をすれどもすれども、どうもおふたりのニーズとあっていない。お互いがハッピーになれない見学。。。悲しすぎる。。。

 

この背景には。

実は、一部のカウンターだけなのですが、カップ1組の見学を手配するごとに、式場から〇万円支払われる、という[見学報酬型]システムを採用している会社があるのです。これって凄いことで。もしマルコがカウンター側の人間なら、見学いけるだけいってもらいますよね(笑)とりあえず。

さらにこの[見学報酬型]は、新郎新婦様にも4件見学にちゃんといったらクオカードプレゼントなどと、カップル様側もぬかりなくおさえにかかっています。なんだかなぁ(T_T) クオカードというインセンティブがあるにしても、本当の意味で新郎新婦様のために価値あるものなのか、私は少し疑問です。

もちろんたくさんの式場を見学したからこそ、良いところと巡り合えた!ということもあると思うので全否定はしませんが、なんだかよくわからないけどみんな4件いくっていわれたから・・・といって貴重な時間を使うのはなんだかなぁです。

 

カウンターのシステムも色々あるのですが、老舗の相談カウンターは、ずっと[実施報酬型]で、結婚式当日にきちんと挙式披露宴が実施されたことを確認後に、見積のうちの一部アイテムに対し〇%を式場が支払うという形だったのですが(当日までに延期やキャンセルになった場合は0円)、後発の同業他社は[見学報酬型][成約報酬型]というスタイルを導入し、どんな中身だろうと、紹介したんだからいくら(固定)、そのまま当日になるかはわからないけど契約したんだからいくら(固定)、というスタイルで爆進されています。

 

長引くコロナ禍で厳しい経営状況が続く中、式場側は広告や集客に関しての経費も極力おさえたいと考えるようになったため、最近はこういった式場紹介カウンターの紹介や式場広告サイトの掲載に頼るのではなく、自社ウェブサイトを充実させよう!自社ウェブサイトからの予約がベストレート(最安値)であるように徹底しよう!公式SNSでPRしよう!という潮流であることは明らかです。

今こそ、おふたりが「おふたり軸」でしっかり相談&リサーチをし、

本命式場を絞って見学に行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

【まとめ】

というわけで、本日は式場見学の件数についてお話させていただきました!

これから見学予約をする!というカップル様に

少しでもお役にたてたら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました!

 

結婚式準備編 ~一度は行ってみたい♥ブライダルエステ~

皆様こんにちは、マルコです。

今日は式場での打ち合わせの時によく会話にでてくるブライダルエステについて、

プランナーの目線でお話しします☆

自分史上最高にキレイな当日になりますように♩

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【1】「ブライダルエステって行ったほうがいいですかね?」

花嫁様から、打合せの合間などに聞かれることが多いご質問です。もしかするとプランナーよりもドレススタイリストにご相談される方も多いかもしれませんね☆

エステは絶対行ってくださいね、というものではもちろんありません。とある調査によると多くの花嫁様が結婚式前にエステに行かれるようではあるのですが【結婚式リアル調査】ブライダルエステに効果はある?先輩花嫁121名アンケート | アンシェウェディングご判断はそれぞれでいいと思いますよ!

 

【2】とにかく早めに一度行ってみる!まずは体験をおすすめします

今回が生まれてはじめてのエステ!という花嫁様に必ずお伝えしているのが「早いタイミングで体験にいく」ということです。

 

”体型そのものにそんなに気になるところはないけど、結婚式を前に、記念にもなるし一度だけエステに行こうかな(^^)”というふうにお考えの方も多いと思うのです。そんなときに「1day集中!ブライダルエステ」や、「気になるところだけ短時間で集中ケア」というような単発のメニューがあると行きやすいですよね。

きっと共感いただける方も多いと思うのですが、エステというと高額契約や長期契約など金額面でのマイナスイメージがついてまわり、心理的なハードルが高いんですよね。だからこそ、”1dayメニュー”など限定的なメニューがあると、ぐっと安心感があるのです。

 

ところが、一方で。

この1回だけ”というのは身体にとってビックリ!体験でもあります。

エステに行かれたことがある方はよくご存じだと思うのですが、オールハンドのエステでも、器具を使用するエステでも、施術後の数日間は身体に軽くアザが残ることはざらです。もちろんエステティシャンの方もブライダル用とわかれば極力身体に跡が残らないように配慮してくれますが、どんな体質か(アザになりやすい、なりにくい、どの程度でどのくらいの効果になるか、など)は初対面一発勝負ではさすがにプロでもわからないことと、花嫁様ご自身もエステが未経験だと、どの程度のものでどうなるのかがわからないため、「大丈夫だと思います」という返答しかできなかったりします。

 

結婚式当日に身体のアザを気にしたり、肌荒れに悩むことを極力さけられるよう、必ず結婚式直前ではなく早いタイミングで一度エステを利用してみる。その上で「この施術は合わなさそう」「こんなにアザが残るなら2週間前にいこう」などを判断し、万全の状態で準備していただけることをおすすめいたします。

万一のときには、ヘアメイク担当がお身体のほうもカバーしにかかってくれると思いますが(経験あり(>_<))、これを読んでいただいた花嫁様にはぜひ早めに安全にブライダルエステも楽しんでいただけることを願っております★★★

 

今日は式場から飛び出して、

ブライダルエステのお話をさせていただきました。

お読みいただき有難うございました!(^^)!

 

 

式場見学編 ~見積りのミカタ [ペーパーアイテム編]~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は「式場見学編 ~見積りのミカタ [ペーパーアイテム編]~と題して

項目別見積り解説をしたいと思います。

先日は項目別見積り解説の第一弾として「衣装編」をお届けしました。

kmk-brides.hatenablog.com

今回は結婚式で節約できるポイントとしてよく耳にする「ペーパーアイテム」の、

見積りを詳しくお話いたします☆

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【1】これがすべて!結婚式の「ペーパーアイテム」

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ペーパーアイテムの項目の【例】

※上の見積りはマルコが作成したもので特定の式場のものではありません<m(__)m>

 

【例】の上から2つ「招待状」&「宛名筆耕」は、結婚披露宴をされる時にマストの挨拶状兼出席確認ですよね。式場で注文をすると「招待状」はおよそ500円~1,000円ほどが相場かな?と思います。数量が「42」となっていますが、「招待状」は「世帯ごとに1通」という考え方なので、見学の段階での見積書ということで招待人数60名の6割である「42」で計算されています。この割合はまちまちで、7割で計算してくれることもあると思います。なにせ、変動する数字ですが、この「招待状」の金額は見積書に入っていることが多いのではないでしょうか。

「宛名筆耕」。これは「招待状」の封筒の宛名書きのことです。皆様もご友人から届いた招待状で「あれ?すごく達筆!」と思われたことがあるのではないでしょうか。その中にはきっと、このプロによる「宛名筆耕」を利用されている方もいらっしゃるはずです。「宛名筆耕」は「機械(つまり印刷)」と「毛筆(直筆)」と種類があり、「毛筆(直筆)」の「宛名筆耕」の場合は1,000円/1通ほどする場合もあると思います。

ちなみに招待状とその中身の返信ハガキ用の切手は新郎新婦の負担です。注文の場合も手作りの場合も変化がないので、今回のお話には入れていません。

「席次表」「メニュー表」「席札」は当日ゲストのために用意するペーパーアイテム3種です。モノによっては披露宴でのお食事の「メニュー表」が「席次表」に含まれている場合もありますよね。「席札」はゲストのお名前がかかれたもの。おひとりにひとつ用意し、あなたのためのお席です♥ということを伝えるアイテムです。

 

【2】持込料が不要な式場が多いから、手作りや持込(外注)を検討するカップルも

式場によるとは思いますが、【1】でご説明したようなペーパーアイテムは持込料がかからないことも多いです。ペーパーアイテムにはそんなにこだわりがないから予算を抑えることを最優先に!というカップル様と、反対にペーパーアイテムには絶対こだわりたい、細かい作業やPC入力、デザインするのが好き!というカップル様にはご自身たちで用意されることを私も応援しています。

 

【3】でも見積書から削除するのはちょっと待って!

「ペーパーアイテムは手作りするカップルも多い」「手作りだと予算が削れる」と聞くと、すぐに「見積りに入れなくていいです!」というリクエストをいただくともあります。ですが!手作りですべての問題が解決というワケではありません。予算面で多少コストが抑えられても、手作りだからこその注意ポイントもあるので、結婚式準備開始後にしっかり決めたほうが良いと思います。(結果的に注文しなければ見積書から後でいくらでも削除してもらえるのでご安心くださいね)

 

【4】実際の経験から!手作りペーパーアイテムの2大注意ポイント

注意ポイント① 本当にかかっているコストは!?

「手作り用のキットが、とっても安く購入できそう!!手作りに決まり!!」ーと即決してしまいそうですが、この時に一緒にコストに入れておくほうが良いものがあります。それは「印刷にかかる費用(自宅で印刷するのであればプリンタやインクの用意)」「作成にかかるおふたりの時間と労力(結婚式準備は他にも色々とあるので、後々になると思いのほか負担に感じることも)」「ミスがあったときのリカバー(少しの汚れや折れ、誤字も、結婚式のものなので作り直しが必要、丸ごと同じキットをもう一度買った、、、というような話も)」などトータルで考えると、注文しておいたほうが良かったかも!?というケースもあります。

 

注意ポイント② 「招待状」に同封するアレコレ!

「招待状」に関していうと、注文すれば招待状本体以外にも必要なものが一式入っているのが良いところ。本体以外の必要なものとは「式場の地図」と、「各種依頼付箋(当日受付担当お願いね、親族紹介何時からやるよ、乾杯の発声)」「その他案内(式場によりますが、ホテルの案内や親族の衣装の案内など)」…こんなものたちです。皆様も一度はこのようなことが書かれた小さなカードのようなものを受け取ったことがあるのではないでしょうか。

手作りの場合にももちろん必要ですが、小さなカードに印刷したり、印刷したあとカットしたりなど、非常に手間がかかります、正直。なので、私は手作りをされるカップル様には各種依頼は「手書きで添える」こともおすすめしてきました。

結婚式の招待状は印刷より手書きが最も丁寧という考え方があるため、これは失礼でもなんでもありません。むしろ受け取った側は、新郎新婦様から自分宛てに手書きで一筆添えられていると嬉しく思います。

必要なものだけ事前に確認して、用意のされ方を検討しておいてくださいね。

 

【5】手作り派の方へ:席次表とメニュー表は文字の間違いが多いアイテム!うまくプランナーを頼って

手作りだからといって原稿製作から印刷まで一気に進んでしまうのはキケン!三者の目線で、かつプロの視点での最終チェックは必須です。遠慮せず担当プランナーを頼ってくださいね。漢字の間違いや続柄(つづきがら)の間違い、敬称(様のあるなしなど)の間違いなどはもちろん、料理のメニューも実は要注意。聞いたことのないフランス料理の調理法や、普段見慣れない食材の名前など、間違いに気づきにくいのです。マルコはメニューのテキストをすべてワードなどでお送りして、必ずコピペして原稿を作ってもらうようお伝えしています(^^) プランナーさんにお願いできる方は、ぜひメニューのテキスト原稿を送ってもらってそのままコピペしてくださいね☆☆メニューを見ながら手入力するのはキケンです!

「そんなに間違うー??」と思われるかもしれませんが、「席次表」「メニュー表」「席札」は結婚式の1か月前以降、つまり準備や前撮り、リハーサルなどが一番たてこむ時にとりかかるもの。とってもしっかりしたカップル様でも、普段しないような見落としをすることがあるんですね(>_<)

同僚プランナーが当日ぎりぎりでお送りいただいた手作り原稿チェックをしていたときに、「ぎゃー!!ウナギ(鰻)が…なに?なんですかこの漢字!ウナギではない!…ウツボ(鱓)だ!!よりによってウツボになってますー!!」という悲鳴が事務所に響いたこともあります。即、印刷待ってくださーい!の電話を入れました(笑)

 

【6】まとめ

今回は「式場見学編 ~見積りのミカタ [ペーパーアイテム編]~」をお届けいたしました。注文をされる方も手作りされる方も、できれば"楽しんで"ご準備を進めていただけることを祈っております(^^)

今回は触れませんでしたが、「メニュー表」「席札」は当日テーブル上にセットした状態でゲストをお迎えするもの。

披露宴のテーブルコーディネイトにも影響があるアイテムです!おふたりの結婚式のテーマやテーブルフラワーと一緒にデザインを考えてみるなど、アレンジ次第で楽しみは広がりますよ!そのあたりもまたいつかお話しできたらと思います。

 

本日もお読みいただき有難うございました☆☆☆

プランナーのつぶやき ~国際色溢れた!結婚式~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は"プランナーのつぶやき"ということで

過去に担当した結婚式から、

国際色溢れた結婚式のエピソードをご紹介したいと思います☆☆

国や地域によって結婚式の文化や習慣に違いはあるけれど、

幸せを願う気持ちは世界共通(^^)!と感じられる思い出です。

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◆新郎様はインドの方&花嫁様はフィリピンの方&担当は日本のマルコ

そのおふたりが式場にこられたのは平日の夕方でした。式場からそれほど遠くない場所でレストランを営んでいらっしゃるおふたりでした。実はこのおふたりが式場見学に来られる少し前に、この方々の恩人であるという男性が「実はこういうふたりがいて、このタイミングで結婚式を挙げさせてあげたいんだ。」というご相談にいらっしゃいました。

ヒンディー語タガログ語ももちろん全くわからない、英語も…ごめんなさいレベルの私は少したじろぎましたが、この恩人である男性の思いやりと親切さ(インドやフィリピンの結婚式の感覚がよくわかっていない私に、日本のスタンダードな見積りではビックリすると思うよ!など先に教えてくださったので、おふたりに良い提案ができました☆)にも助けられ、ぜひお任せいただきたい!と思ったのでした。

 

◆素敵なおふたりに無事対面

改めてご本人たちが見学にいらっしゃったとき時には、実はおふたりの可愛いすぎるお子様も同席♥ ときめきました(笑)

新郎様は長年日本でレストランをされていて、親御様も日本に済まれているということで日本語がお上手。新婦様は実は日本語がほとんどわかられず、ここからは私の得意の表情と大振りのジェスチャーと、主新郎様による通訳でコミュニケーションをとることとなりました。

 

◆やっぱり結婚式は花嫁のもの

見学の時はとっても物静かだった花嫁様が、打合せがスタートすると色々な希望や、「フィリピンではこうなのよ」というのをたくさん教えてくださって、とても嬉しかったのを覚えています。日本でウェディングプランナーをしていると考えられないようなこともありました(それはのちほど^^)。担当者としては通常の工程を変えたり、一緒にお手伝いするスタッフたちにその背景から当日の動きまで伝えたりと、いつもとは違うプランニングになりましたが、全員で初めてのことに全力で取り組んだのも良い思い出です。

 

◆日本と全然違ってびっくりしたこと

「フィリピンでは、花嫁は結婚式当日までドレスに袖を通しません。それをすると幸せになれないんです。絶対にだめ!」

これが一番の衝撃でした。最近日本でも大流行中の「ファーストミート(新郎様にはドレス姿を当日まで見せない)」とはレベルが全然違います。

フィリピンの花嫁はドレスの試着すら絶対にしないというのです。一度も。

これは日本の結婚式しか知らない私にとって大変なことでした。日本の花嫁は試着に試着を重ねる方がほとんどで、時には"試着が思う存分できなかった"ということがフラストレーションになってしまったという声をいただくこともあります。

さらに、試着を重ねて選ばれたドレスは、レンタルであっても、高い専門技術でひとりひとりにあわせてサイズ直しを行い、身体にぴったりとしたジャストフィットな状態で用意します。最終フィッティングは1週間前から前日のあいだなど直前に設定し、当日の体型に限りなくあうように微調整をぎりぎりまで行うのです。

当日までドレスに一度も袖を通さないとなると、このサイズ調整や微調整がとても難しい。やばい!!

すぐにドレススタイリストとミーティングです。

花嫁様には身体のサイズだけしっかり採寸させてもらうことと、「ドレスに触らなくて大丈夫なので、見に来るだけ見に来てください」ということをお願いし、当日は信頼するスタイリストと縫いができるアトリエスタッフもスタンバイ。素晴らしいスタッフとなんとか当日を迎えられたのでした。

ーそれまでドレスに関してのオペレーションといえば「サイズが少しでもあっていないなんてありえない」「身体に合わせて完璧でないといけない」と、それだけを最優先で考えていました。もちろんそれは大事なのですが、お客様の願いにまずは応えること、前例がなくても知恵を絞ればできないことってそんなに無いんだろうなと知ったのでした。

でも、試着ゼロで当日を迎えるという経験は後にも先にもこの時だけです!(^^)!

 

◆日本と違ってて楽しかった♩

①フィリピンの結婚式ではそのカップルごとのテーマカラーが存在します。もうこれだけで可愛くないですか?

フィリピンの結婚式はカップルがテーマカラーを決めます。結婚式準備で一番最初にすることは実はこのカラー決め。私が担当したこのおふたりも、「私たちのカラーはオレンジなのよ」と決めていらっしゃいました。

招待状もオレンジ系、テーブルフラワーもオレンジ系、カラードレスもオレンジ系、テーマカラーを考えてコーディネイトできるのが、すごく楽しかったです(^^)

そしてこのテーマカラーは、招待状を通じてゲストにも伝わります。オレンジの招待状を受け取ったゲストたちは、当日何かしらのオレンジを持ったり見つけたりして集まるのです。ドレスがオレンジの方、ヘッドアクセサリーがオレンジの方、靴がオレンジの方etc...この光景がとっても素敵!

 

②ブライズメイド&アッシャーが4組、介添え人として参列。4組のブライズメイド&アッシャーが挙式を見届けました。新郎新婦入場の前に、この4組のカップルも腕を組み入場します。おそろいの衣装でお越しになっていましたが、この方々もオレンジをテーマに衣装を用意されていて本当に素敵でした☆☆☆日本でもブライズメイドは少し浸透してきましたが、アッシャーと組んで挙式に立ち会ったりお手伝いをするスタイルというのは珍しいですよね。挙式もふだんの日本の挙式とは進行などが変わりましたが、これまた素敵でした☆

 

◆おまけ

当日、新郎新婦様の入り時間。待てど暮らせどおふたりが到着しない。スタッフ側でこの後全力で時間を捲けるとしても30分押しが限界か?⇒⇒30分後。来られない。さすがにこれはいかん。当日だし。

【電話した】

新郎様:はーい♩マルコさん

マルコ:本日はおめでとうございますー!・・・今どちらですか??

新郎様:向かってるんだよーん(こんぐらいのテンション)!

    今日が結婚式ってこと、忘れてないよーん(爆笑)

マルコ:(笑ってる・・・)アハハ・・・・・・気を付けてお越しくださいねー!待ってます!

という、日本の新郎新婦様ならパニックになられるぐらいの時間の押しも問題なしなおふたりだったのでした。連絡なく30分遅れられたカップル様は、後にも先にもこのお2人だけでした(笑)

 

今日は日本の結婚式とは違った国際色溢れた結婚式のお話でした。

それにしてもおふたりは元気にされているかなー??

書いていると本当に懐かしく思います。

おふたりだけでなく、

式場に連れてきてくださったおふたりの恩人の男性、

おふたりの可愛すぎるお子様、

インドの伝統衣装でいらっしゃった凛々しく素敵な新郎お父様お母様、

披露宴でテーブルを担当したスタッフを大変気に入ってくださって、最後には「フィリピンに連れて帰りたい」と涙された花嫁のお母さまなど、

素敵な方々が海を越えて集まられた、素晴らしい結婚式でした。

またお会いできる日を楽しみに!(^^)!

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

結婚式準備編 ~フリードリンクのなぞ~

皆様こんにちは、マルコです。

今日は人に聞くまでもないけど、ちょっとだけ気になる疑問におこたえします。

さらりとお読みください(^^)

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【フリードリンクが基本設定の結婚披露宴】

そう。結婚式場で説明を受けるとき、特に希望も確認されぬままに飲み物は「フリードリンク」設定で決まっていますよね。

その時には"そんなものかなぁ"と流れていきますが、ふと"単品でオーダー"ではダメなのかな?と思われる方もいるのではないでしょうか。

実際に「うちはお酒を飲むゲストがほとんどいないので、単品にして、飲んだ分だけあとで精算にできませんか?」とご質問いただいたこともあります。

 

【最大の理由は明快!おもてなしをするため】

フリードリンクである最大の理由。それは「ゲストにきちんとしたおもてなしをするため」です。披露宴の席で、ゲストのグラスが空のまま時間が過ぎるというのは、おもてなしができていないと捉えられますが、単品オーダー制にしてしまうと、式場側としては、注げば注ぐほど金額がどんどんあがるわけなので、新郎新婦様への請求を考えるとどうにも注ぎづらい。空いているからといってすぐにドリンクを勧めてすぐ注ぐというサービスと矛盾が起きてしまうということです。

 

つまり披露宴サービスでのドリンクは「飲んだか飲んでないか」だけではく「ゲストのグラスが空いていないか」ということが重要でもあるため、フリードリンクが好まれるのです。

 

披露宴のサービスチームは「空きグラスゼロ」を合言葉に日々サービスされていることも多いと思います。

 

もちろん、オペレーション上、多くの人数のゲストのお飲み物のオーダーを毎回記録をとるのが難しいというのもありますが、実は最大の理由は単品だと「おもてなしが不十分になる」ためだったのでした。

 

今回はちょっとした"なぞ"にお応えしました☆☆☆

本日もお読みいただき有難うございました(^_-)-☆

結婚式準備編 ~ゲストへのお車代どうする?~

皆様こんにちは、マルコです。

今回はなかな人に聞けない、

それでいてちゃんと押さえておきたい結婚式の「お車代」についてお話します。

お車代の相場から当日注意する点まで幅広くご準備の参考になればと思います☆

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【1】お車代とは

お車代とは結婚式当日に遠方から出席してくださるゲストに対して用意する

"交通費”のこと。

「遠方ってどこからですか?」

よくいただく質問です。もちろんその判断は新郎新婦様にお任せするところですが、

「新幹線・飛行機を使う距離」はひとつのラインです。

あとは「あの人は新幹線ではないけれど特急電車と船を乗り継いできてくれるから、お車代は用意したい」などケースバイケースですが、

「新幹線・飛行機を使う距離」というのを目安に考えられる方が多いです。

 

【2】お車代の相場は?用意する金額は3パターンで考えよう

「みなさんいくらぐらい包まれていますか?」

こちらもよくいただく質問です。プランナーもアドバイスこそしますが、

中身までは確認していないので正確にはわからないもの。

新郎新婦様や親御様、ゲストの皆様の反応を参考にお伝えします♩

金額はお車代を渡す相手によって3パターンで検討いただくのがおすすめです。

 

パターン1 上司、恩師、大先輩など目上の方や、立場上お越しくださった方、あるいはお願いをして来ていただいた方など

”実費を四捨五入して繰り上げ”    つまり  18,800円が新幹線代であれば20,000円

飛行機代が 28,900円であれば30,000円など。

全額を前提として"端数"や"慶事では避けたい数字(4、9など)"以外で用意します。

「当日祝辞をお願いしているので、上司の家がすごく近所って知ってるんですけど交通費渡したほうがいいですかね?」というご相談もあったりますが、用意されてもいいですが、なくても良いです。なぜかというと「祝辞への御礼」は「お車代」と別で用意するのが一般的だからです。なのでこのような上司には「御礼」を包み、遠方からこられる上司には「御礼」と「お車代」を封筒をわけて両方用意されるのが良いかと思います。

 

パターン2 友人、元同僚、幼馴染など対等な関係、あるいは同世代の方など

(前例を意識しつつ)"お気持ち"でOKです。特に悩むのが、〇〇県の子と、△△県の子と、あと…というふうに各地からいらっしゃるケース。学生時代の友人などは珍しくないことだと思います。

こういうケースは一律で「3,000円」「5,000円」「10,000円」などに決めてしまうことをお勧めしています。もちろん実費全額でなくて充分ですし、そもそも用意しないこともあります。

新郎新婦様のご友人はあくまでお祝いしたくて集まってくださった方々。多少の距離があろうと来たくて来ています(^^)。交通費がでるから出席する、なんてことはありません。当日お車代をもらって驚かれる方もいると思いますよ。

更に、同世代の方々同士で金額を多く包んでしまうと、その方が次に結婚式を挙げるときに、お返しとして同じ額包まなければいけない、という暗黙のプレッシャーをかけてしまうことになりかねません。お互いに気を遣いすぎることを好まれない方も多いのではないでしょうか。

過去に担当した花嫁様の親友がニュージーランドにお住まいで、絶対に結婚式に出たい!帰国する!と仰ってくださるということがありました。結婚式のために帰国してくれるとなると、飛行機代を負担したいなと思いますよね。でも、使う航空会社によって金額って変わりますし、シーズンなどによってはとっても高額になることもあります。そこでその花嫁様は親友に「ご祝儀なし」で列席して欲しいと交渉し、受け入れてもらったのです。もちろん最初は「お車代用意させてね!いくらぐらいかな?」ということも聞かれたそうなのですが、「飛行機代は今はまだ未確定だし、帰国した以上他の用事もするわけだから気にしないで」と回答があったそう。そこで「じゃあ帰ってきてくれるだけで本当にうれしい!ご祝儀なしで来て!」「わかった!じゃあ私がニュージーランドで結婚式をあげるとなったら、同じようにするね」となったそうです。

こんなふうに、親しいご友人だからこそお互いの価値観や事情にあわせて正直なところを話しておくのも素敵だなと思ったのでご紹介しました。

冒頭で(前例を意識しつつ)と書いたのもこれと関連します。先に結婚式を挙げられたご友人様がどうだったかな?というのも思い出してみていただけたらと思います。

 

パターン3 親族、親御様関係のお知り合いなど

"親御様や近しい親族に聞く”の一択です。これはプランナーがどうアドバイスする、ということもありません。ご親族間では親同士がある程度習慣として認識していることや、お祝い事はこのようにやりとりしましょう、などそれまでの歴史がしっかりあります。ここは親御様や近しいご親族様ににしっかりお任せしてOKです。

 

【3】当日よくあるお車代トラブルと解決策

当日よくあるお車代トラブルのナンバーワンは「渡しそびれる」です。信じられないかもしれませんが、(新郎新婦様が渡せないので)親御様にお願いしているという場合、本当によくあります。ですので、できれば受付で受付担当から名前を確認したうえで渡してもらえるよう、式場のスタッフにしっかりと手配をお願いしてしまうほうが得策です。

 

~親御様が渡しそびれる理由~

①タイミングがない

シンプルにタイミングがないケースです。まず挙式前。控室で挨拶して渡そうと思われる方も多いのですが、上司など主賓の方ほど、早めに到着されることはほとんどありません。挙式開始ぎりぎりなのでまず会えません。そして披露宴中。親御様の席には相手側の親族、新郎新婦様の同僚などがご挨拶に来られ好きなタイミングで席をたてない。さらに実際に披露宴の場にいくと、他の方々の前でお金を渡すことをためらって様子をうかがってしまう。そうこうしているうちに分刻みのタイムスケジュールはどんどん進行し、気が付けば送賓の時間に。

②すっかり忘れてしまう

これもシンプルですが、仕方のないことです。結婚式当日は想像をはるかに超えた非日常が繰り広げられますので、すっかり忘れてしまっていて、おひらき後に着物の鞄を開けて思い出す、ということもあります。親としてきちんとふるまおうと思ってくださるからこそ、目の前のおもてなしに気持ちが集中し、お車代のことを忘れてしまっているということがあります。

 

そういったことを防ぐために、スタッフも必ず挙式前に両家親御様のもとへ行き、「お車代は親御様から直接と伺っておりますがご準備宜しいでしょうか?」などお話をしますし、披露宴の前などに「ご主賓に挨拶に行かれるようでしたらこのタイミングでご案内しますがいかがでしょうか?」など声をかけていきますが、それでも挨拶はいったけど渡すのを忘れてしまったなんてこともあります。親御様も様々なお役目にお忙しいですものね。

 

そんなことから、「お車代」は受付で名前を確認しお渡しするのが最もリスクが低いと思います。もちろんお車代の封筒には〇〇〇〇様と明記が必要ですが、書くからこそお渡し間違いもありませんし(親御様が渡すというのは、当日初めましての方に渡すわけなので本当に大変(;_;)。相手によって金額が違う場合、お渡し間違いは絶対に避けたいこと。)、受付段階であれば、万一渡し忘れが発覚しても、時間的にいくらでもリカバーできます。

たまに、引出物の中に入れておいてしまう、という対応をしているのも見かけますが、これはゲストが見落としたままおひらきになり、その後他のゲストと荷物が行き違う(本当にこれあります)、どこかに置き忘れる(これもあります)など、不確実性が高いのでマルコはおすすめしません。

 

このあたりは式場によって様々な対策をとってくれていると思いますので、ぜひ担当プランナーに聞いてみてくださいね☆

 

【4】おもてなしの心をしっかり伝えるお車代準備を

ゲストのことを思って準備されるお車代。せっかくのおもてなしなので、確実に気持ちが伝わる方法でお渡ししたいですよね。

今回は金額や当日の渡し方についてお伝えしましたが、また機会があれば、「お車代」や「御礼」の金額にみあった封筒の選び方などもお伝えしたいと思います♩

 

皆様が、大切な方々と幸せな結婚式を迎えられますように☆☆☆

本日も有難うございました!(^^)!

 

一生で一番輝く結婚式・挙式に『ブライダルエステ』エルセーヌ