結婚式をしよう

1,000組以上を担当してきたプランナーの結婚式の話

式場見学編 ~見積りのミカタ [ペーパーアイテム編]~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は「式場見学編 ~見積りのミカタ [ペーパーアイテム編]~と題して

項目別見積り解説をしたいと思います。

先日は項目別見積り解説の第一弾として「衣装編」をお届けしました。

kmk-brides.hatenablog.com

今回は結婚式で節約できるポイントとしてよく耳にする「ペーパーアイテム」の、

見積りを詳しくお話いたします☆

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【1】これがすべて!結婚式の「ペーパーアイテム」

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ペーパーアイテムの項目の【例】

※上の見積りはマルコが作成したもので特定の式場のものではありません<m(__)m>

 

【例】の上から2つ「招待状」&「宛名筆耕」は、結婚披露宴をされる時にマストの挨拶状兼出席確認ですよね。式場で注文をすると「招待状」はおよそ500円~1,000円ほどが相場かな?と思います。数量が「42」となっていますが、「招待状」は「世帯ごとに1通」という考え方なので、見学の段階での見積書ということで招待人数60名の6割である「42」で計算されています。この割合はまちまちで、7割で計算してくれることもあると思います。なにせ、変動する数字ですが、この「招待状」の金額は見積書に入っていることが多いのではないでしょうか。

「宛名筆耕」。これは「招待状」の封筒の宛名書きのことです。皆様もご友人から届いた招待状で「あれ?すごく達筆!」と思われたことがあるのではないでしょうか。その中にはきっと、このプロによる「宛名筆耕」を利用されている方もいらっしゃるはずです。「宛名筆耕」は「機械(つまり印刷)」と「毛筆(直筆)」と種類があり、「毛筆(直筆)」の「宛名筆耕」の場合は1,000円/1通ほどする場合もあると思います。

ちなみに招待状とその中身の返信ハガキ用の切手は新郎新婦の負担です。注文の場合も手作りの場合も変化がないので、今回のお話には入れていません。

「席次表」「メニュー表」「席札」は当日ゲストのために用意するペーパーアイテム3種です。モノによっては披露宴でのお食事の「メニュー表」が「席次表」に含まれている場合もありますよね。「席札」はゲストのお名前がかかれたもの。おひとりにひとつ用意し、あなたのためのお席です♥ということを伝えるアイテムです。

 

【2】持込料が不要な式場が多いから、手作りや持込(外注)を検討するカップルも

式場によるとは思いますが、【1】でご説明したようなペーパーアイテムは持込料がかからないことも多いです。ペーパーアイテムにはそんなにこだわりがないから予算を抑えることを最優先に!というカップル様と、反対にペーパーアイテムには絶対こだわりたい、細かい作業やPC入力、デザインするのが好き!というカップル様にはご自身たちで用意されることを私も応援しています。

 

【3】でも見積書から削除するのはちょっと待って!

「ペーパーアイテムは手作りするカップルも多い」「手作りだと予算が削れる」と聞くと、すぐに「見積りに入れなくていいです!」というリクエストをいただくともあります。ですが!手作りですべての問題が解決というワケではありません。予算面で多少コストが抑えられても、手作りだからこその注意ポイントもあるので、結婚式準備開始後にしっかり決めたほうが良いと思います。(結果的に注文しなければ見積書から後でいくらでも削除してもらえるのでご安心くださいね)

 

【4】実際の経験から!手作りペーパーアイテムの2大注意ポイント

注意ポイント① 本当にかかっているコストは!?

「手作り用のキットが、とっても安く購入できそう!!手作りに決まり!!」ーと即決してしまいそうですが、この時に一緒にコストに入れておくほうが良いものがあります。それは「印刷にかかる費用(自宅で印刷するのであればプリンタやインクの用意)」「作成にかかるおふたりの時間と労力(結婚式準備は他にも色々とあるので、後々になると思いのほか負担に感じることも)」「ミスがあったときのリカバー(少しの汚れや折れ、誤字も、結婚式のものなので作り直しが必要、丸ごと同じキットをもう一度買った、、、というような話も)」などトータルで考えると、注文しておいたほうが良かったかも!?というケースもあります。

 

注意ポイント② 「招待状」に同封するアレコレ!

「招待状」に関していうと、注文すれば招待状本体以外にも必要なものが一式入っているのが良いところ。本体以外の必要なものとは「式場の地図」と、「各種依頼付箋(当日受付担当お願いね、親族紹介何時からやるよ、乾杯の発声)」「その他案内(式場によりますが、ホテルの案内や親族の衣装の案内など)」…こんなものたちです。皆様も一度はこのようなことが書かれた小さなカードのようなものを受け取ったことがあるのではないでしょうか。

手作りの場合にももちろん必要ですが、小さなカードに印刷したり、印刷したあとカットしたりなど、非常に手間がかかります、正直。なので、私は手作りをされるカップル様には各種依頼は「手書きで添える」こともおすすめしてきました。

結婚式の招待状は印刷より手書きが最も丁寧という考え方があるため、これは失礼でもなんでもありません。むしろ受け取った側は、新郎新婦様から自分宛てに手書きで一筆添えられていると嬉しく思います。

必要なものだけ事前に確認して、用意のされ方を検討しておいてくださいね。

 

【5】手作り派の方へ:席次表とメニュー表は文字の間違いが多いアイテム!うまくプランナーを頼って

手作りだからといって原稿製作から印刷まで一気に進んでしまうのはキケン!三者の目線で、かつプロの視点での最終チェックは必須です。遠慮せず担当プランナーを頼ってくださいね。漢字の間違いや続柄(つづきがら)の間違い、敬称(様のあるなしなど)の間違いなどはもちろん、料理のメニューも実は要注意。聞いたことのないフランス料理の調理法や、普段見慣れない食材の名前など、間違いに気づきにくいのです。マルコはメニューのテキストをすべてワードなどでお送りして、必ずコピペして原稿を作ってもらうようお伝えしています(^^) プランナーさんにお願いできる方は、ぜひメニューのテキスト原稿を送ってもらってそのままコピペしてくださいね☆☆メニューを見ながら手入力するのはキケンです!

「そんなに間違うー??」と思われるかもしれませんが、「席次表」「メニュー表」「席札」は結婚式の1か月前以降、つまり準備や前撮り、リハーサルなどが一番たてこむ時にとりかかるもの。とってもしっかりしたカップル様でも、普段しないような見落としをすることがあるんですね(>_<)

同僚プランナーが当日ぎりぎりでお送りいただいた手作り原稿チェックをしていたときに、「ぎゃー!!ウナギ(鰻)が…なに?なんですかこの漢字!ウナギではない!…ウツボ(鱓)だ!!よりによってウツボになってますー!!」という悲鳴が事務所に響いたこともあります。即、印刷待ってくださーい!の電話を入れました(笑)

 

【6】まとめ

今回は「式場見学編 ~見積りのミカタ [ペーパーアイテム編]~」をお届けいたしました。注文をされる方も手作りされる方も、できれば"楽しんで"ご準備を進めていただけることを祈っております(^^)

今回は触れませんでしたが、「メニュー表」「席札」は当日テーブル上にセットした状態でゲストをお迎えするもの。

披露宴のテーブルコーディネイトにも影響があるアイテムです!おふたりの結婚式のテーマやテーブルフラワーと一緒にデザインを考えてみるなど、アレンジ次第で楽しみは広がりますよ!そのあたりもまたいつかお話しできたらと思います。

 

本日もお読みいただき有難うございました☆☆☆