結婚式をしよう

1,000組以上を担当してきたプランナーの結婚式の話

結婚式準備編 ~ハンカチの話~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は結婚式準備のお話をさせていただきます。

当日の新郎新婦様にお願いするお持物には、

「ストッキング」「靴下」や「インナー類」などとあわせて「ハンカチ」があります。

打合せでお持物のお話をしていると

「ん?ハンカチ?要るんですか?」とよく聞かれるアイテムです(^^)

今日は、

"実は結婚式当日に大活躍&素敵エッセンスが増す"「ブライダルハンカチ」の選び方についてお伝えします。

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【1】思いのほか汗と涙が出ます(T_T)

そう。ハンカチというものの基本的な機能。水分を拭きとるということ。

結婚式では「感動の涙」「喜びの涙」があふれるとともに、

強い照明、緊張、新郎様は夏場でもジャケット着用、など、

汗をかくシーンも多くあります。

介添えとしておふたりの近くについているスタッフがフォローをする場面も

よくありますが、ご自身で汗を拭く場面もあります。

 

【2】結婚式当日の新郎新婦様にふさわしいハンカチは?

マルコが新郎新婦様にお伝えするのは、

「白系」「薄手」

のものをご用意くださいね、ということだけです。

当日のウェディングドレス&タキシードに似合うもの、そしてその美しい姿を邪魔しない(変に視線を集めない)色がマストなので、まずは白でありたいですね。

 

素材。当日おふたりのハンカチは2枚とも新郎様のタキシードの胸ポケットに入れておいていただきます。ウェディングドレスにはポケットがないので、ここは新郎様のお役目になってしまうのですが、単純にハンカチがぶ厚いとタキシードがぼこっとする!「汗と涙を拭く用だ!」「白系だ!」というイメージだけでハンカチを用意いただくと、タオルハンカチを用意されるケースがありまして…<m(__)m>

新郎様にもきれいにタキシードを着こなしていただけるよう、薄手でのご準備をお願いします!

 

【2】おすすめハンカチ① 映え系こだわりハンカチ

当日花嫁様の目に涙がーそれをみて胸ポケットからハンカチを出し、差し出す。時にはそのまま涙を拭いてあげる新郎様ーこんなシーンはブライダルカメラマンが絶対に見逃さない、最高のシャッターチャンスです。つまりハンカチを使う場面は、写真や映像に残りやすい場面ということ。

そんなこともあって、繊細なレースや憧れのブランドハンカチなど、映えを意識したハンカチを用意してみてはいかがでしょうか。

 

【3】おすすめハンカチ② サムシングボローにあやかる

花嫁が幸せになるジンクスーサムシングフォーのひとつである「サムシングボロー」(=何か借りたもの)にあやかって、ハンカチを借りもので用意されるのもおすすめです。祖母から、母から、結婚している親友から、など、白いハンカチをお持ちの方にお借りするのも良いですね☆

結婚式当日のサムシングボローとして借りたいんだ、ということを早めにお願いしておくと、きっと心を込めて用意してくださるのではないでしょうか。

 

【4】おすすめハンカチ③ オリジナルハンカチを作っちゃう

ハンカチにおふたりのイニシャルの刺繍が入ったものや、好きなモチーフが入ったものを用意される方もいらっしゃいます。世界にひとつだけのハンカチで当日を迎えられ、結婚式後もおふたりの思い出のアイテムとして保管ができるのって嬉しいですよね。大切な記念品のひとつとしてハンカチを用意されるのもおすすめです。

 

 

今回は、結婚式の「ハンカチ」をテーマにお届けしました。

楽しい結婚式準備になりますように!

式場見学編 ~センスのいい結婚式ができそう?~

皆様こんにちは、マルコです。

 

結婚式は新郎新婦様の好みやセンスが自然と表現されるものですが、

テーブルコーディネイトやフラワーアレンジなどは、

実際のところ、専門スタッフがおふたりのイメージを受け止めて形にしますよね。

 

そこで今回は、

「お花やコーディネイトにこだわりたい!」

「センスのいい結婚式にしたい!」

「垢ぬけた雰囲気にしたい!」という新郎新婦様のために、

"この式場はセンスのいい結婚式ができそう?”を見極めるポイントをお伝えします。

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【1】オススメ!先輩カップルの実例で確認するのはこの3つ!

式場見学にいくと、実際にそこで挙式をした先輩カップルのアルバムや映像などを見ることができます。その時に"この式場はセンスのいい結婚式ができそう?”を見極めるポイントが3つあります。それは、

①お花

②ウェディングケーキ

③映像(当日のダイジェストVが良いかな)

です。

なぜこれを見て欲しいのかというと、この3つは"技術(センス含む)"で大きく完成度が変わるものだからです。「私はおしゃれなケーキのイメージ画像をそのまま渡してつくってもらうから大丈夫♩」という場合も、「憧れのコーディネイトの写真があるんだ♩」という場合も、また「映像は感動するから絶対欲しいんだ♩」という場合も、これらのアイテムを再現するのには、製作サイドの"技術"が大きく影響します。さらにはこの3つのアイテムの最大の共通点。それは「本番まで実物を確認できない!」ということ。確かな技術とそこへの信頼はポイントです。

反対にこの3つに安心感があれば、準備中に細かい依頼を出さずに「プロにお任せします♩」も全然アリ。「センスのいい結婚式」の実現はすぐそこかもしれません。

(ゼクシイや式場情報のサイトの写真ではダメなの?というご質問がありそうですが、外部発信用の撮影は、式場の現場スタッフではなく、撮影用に外注でプロデュースしてもらっているケースが結構あります。)

 

【2】ブライダルフェアなど、見学当日の会場は、極端にアレンジされている場合あり!

式場見学を土日など休日にされるカップル様も多いと思います。土日の式場は結婚式本番前や合間など、その日に実際行われる結婚式の様子を見学できるので、リアルなイメージがもてるのがメリットです。ですが、特に会場の自由度が高いゲストハウスなどはその日結婚式をするカップル様用にかなり会場をアレンジされている場合が少なくありません。この見学の時だけの印象で会場のイメージを作ってしまうと、式場選びの幅が狭くなってしまうので、ぜひ過去のいくつかの事例を見せてもらってくださいね。

 

【3】ドレスでは判断できる場合とできない場合あり!

センスがいいといえば、ウェディングドレスが素敵かどうかも関係するのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。もちろんそうです!

ですが、ドレスショップは式場と別会社で単に提携先というパターンと、ドレスショップも同じ会社で直営というパターンとあるので、前者の場合、ドレスがすこぶる素晴らしいからといって式場のアイテムと関連するかというとどちらともいえないところです。ドレスは会場の雰囲気と別で考えてみて良いかもしれません。

 

 

今回はセンスのいい結婚式のための見極めポイントをお伝えしました!

会場コーディネイトや全体の雰囲気を重視される方には参考にしていただけるポイントでした(^^)

お読みいただき有難うございました☆☆☆

結婚式お申込編 ~なんでキャンセル料がいるの?~

皆様こんにちは、マルコです。

今回はコロナ禍で話題によくあがった、結婚式のキャンセル料のお話です。

ちょっとシビアな話題・・・(T_T)

最高にHappyな結婚式の申込み。

そんなときにキャンセル料のことなんて考えたくないもの。

契約書の約款(キャンセル料の規約が書いてあるやつ)を読むのも面倒に感じるもの

でも備えあれば患(うれ)いなしとも言います。

理解しておくだけで、気持ちがずいぶん救われる、ということもあります。

特にキャンセルせざるを得ない状況というのは、何か辛い状況であるということ。

そんなときに少しでも落ち着いて進められるようにと願ってお届けします。

(注:気になることがある場合や疑問が多い場合などはぜひ専門家に相談してくださいね)

これから申込みするという方は、今回の内容を知ってくださっていれば、

ちゃんと約款を読む気になりますよ(笑)!!

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結婚式のキャンセル料とは

早速一番大事なことを言います。

 

結婚式のキャンセル料とは、

式場が、おふたりの挙式が行われないことに対しての補填ではなく、

おふたりが押さえていたその日に、

通常であれば入ったかもしれない挙式の売上が入らなかったこと(逸失利益)に

対しての補填として請求することが認められる料金です。

なぜこれが認められるのかというと、

このルールがなければ式場が倒産してしまうリスクに繋がるからです。

 

Aさま「1年前から予約していたとはいえ、まだ当日の2か月前。レンタル衣装の下見はしたけど、私たちの結婚式のための準備はまだ始まっていないよね。食材もお花も仕入れられているはずはないし、カメラマンのシフトだって決まっていないかも。挙式なんてリハーサルも詳細相談もまだだったよね。キャンセル料なんて払わないといけないの?もちろん、すでに打合せが終わっている司会者さんの分は、打合せ代や交通費とか実費をちゃんと払います。」

 

こんなご質問いただくことがあります。

ですが、実はこれこそ、

結婚式のキャンセル料の認識に齟齬があるためにおきる行き違いなのです。

 

冒頭でお伝えしたように、

結婚式のキャンセル料が逸失利益の考え方によるものだということを知り、

約款の内容にしっかり納得していないと、

「えー?まだ何も手配されていないのに!式場が儲けているんじゃないのー?」

なんて疑問に思って、もやもやしてしまったりします。

 

でも。そこが実は違うんですね。

 

もう少し詳しくお話します。

 

2021年〇月△日を1年前から予約していた

式場の視点でいくと、1年前からこの日の結婚式を販売することができなくなったということ

Aさまカップルが契約してくれている以上は、

Aさまが確実に挙式をしてくださる予定なので、

他の人に販売する必要はないわけですしね。

ところが、

2021年〇月△日を2か月前に解約した

式場の視点でいくと、あと2か月でこの日の結婚式を販売しないと、得られるはずの売上がゼロになってしまうということ

なのです。

 

そう、予約が入ったことにより、1年前からその日取りは埋まっている状態。

結婚披露宴を予約するのが挙式の1年前が多いといわれる中、

1年前、10か月前、8か月前、半年前、と時間が経過するごとに、

その日取りを欲しがる方は減っていきます。

2か月前に突如空いたとしても、

もう他のお客様に申し込んでいただける機会がほぼなくなっている、

ということなんです。

そのために、結婚式が近づいてからのキャンセルは、

その日が近ければ近いほど高いキャンセル料が設定されていて、

請求することが一般的に認められているということなんですね。

 

他にも、

「式場にとって、日取りは大切な商品そのもの。」

「1年や時にはそれ以上、長期に渡ってこの商品をおさえる(他のお客様に売れないようにする)ことができる」

「キャンセルになる確率が非常に低い商品」

「薄利多売の真逆。1件のキャンセルが経営に与えるダメージが大きい。」

など、結婚式という特殊な商品ならではの考え方も背景にあるようです。

 

もしも、キャンセル料の規約をしっかり設けておらず、

自由に日取りを変えられたり、そのせいで2~3会場とりあえず契約する、などが

できるようにしてしまうと、

販売機会は失くすし、直前キャンセルにより売上はあがらないし、、、

式場は倒れてしまうというわけなんです。

もちろん、あまりに不当な金額と感じるキャンセル料が設定されている場合は別です!ただ最近はそのような式場は少ないと感じています。マルコもキャンセル料に関する過去の判例などで勉強しました<m(__)m>が、ブライダル業界全体が最近は常識的な設定になっていっていると感じます。

 

見方によっては、式場を守る約款と感じられるかもしれませんが、

結婚式という商品の特殊性から、正直そういった面もあります。

でもこんな背景を知っておいていただいたうえで内容を確認することができれば、

少しスッキリと理解していただけるのではと思います。

 

一方で式場で仕事をする側は、結婚式の申込みがこんなにも大きな契約であり、

新郎新婦様にも縛りとなるものだからこそ、

期待を超える対応・接客でご満足いただかないといけない!ととらえてます。

 

 

 

今回は少しシビアでビジネスライクなお話をしてしまいましたが、

他のお買い物や契約で、逸失利益に対してキャンセル料が認められているものって、

なかなか経験がなくピンとこないと思うのでお伝えさせていただきました。

(このあたりの説明を添えてくれるプランナーさんは最高ですね◎)

 

万一のときにも少し備えがあると安心です(;_;)

 

 

本日もお読みいただいて有難うございました☆☆☆

明日はまたHappyなブログ書きます!!

式場見学編 ~見積りのミカタ [衣装編]~

皆様こんにちは、マルコです。

先日、結婚式の「見積り」のお話をお伝えしましたが、

kmk-brides.hatenablog.com

今回は項目別解説の第一弾!

「衣装編」のミカタをお届けします。

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目次

1.はじめに。結婚式の衣装の"詳細"を知っておくと安心!

2.概算見積りをもらったときにここがポイント!

3.おまけ:両家の親の衣装は誰が用意するの?

 

1.はじめに。結婚式の衣装の"詳細"を知っておくと安心!

結婚式でいう「衣装」とはレス」「タキシード」。和装をされる方は「白無垢」「色打掛」「紋付袴」。プランナーもそんな言い方をします(^^)

でも!今回のブログのように「見積り」をテーマにお話しするとなると、

実はここが早速のちょっと待って!ポイントです。

ひとことで「ドレス」とプランナーが言う、その向こうには、

「ドレス。(と、ヴェール、グローブ、シューズ、ネックレス、イヤリング、ヘッドアクセサリー、ティアラ、ブライダルインナー、サイズお直し料、2次会持ち出し料、2次会回収費、回収後メンテンス費用)」がひょっこり顔を出し、こちらを見ています(^_-) 

同じように「タキシード」もシャツやシューズ、「和装」も専用の肌着や足袋、ヘッドアクセサリーなどの仲間たちがおふたりを待っていますw

この仲間たちが「ドレス」の代金に含まれていますよー!というケースと、「あ、必要なものはひとつずつお代金をいただきますー!」というケースがあるからややこしいんです。正直言ってしまうと。

各衣装に、このように多くの仲間たちが集っているということを少し頭に入れておいていただくと、見積りのイメージがぐっとリアルになると思います。

 

2.概算見積りをもらったときにここをチェック!

✔Point1 見学時は、何が入っていて何が入っていないのかだけ確認!

実際に見積りをもらっても、先ほどの"仲間たち”が明記されていないこともあります。

さらりと「小物一式」と書かれているもので、ベーシックなラインナップだけ含まれているものもあります。

見学時に何が入っていて何が入っていないのかだけ確認すべしです!

(新郎様のシャツやシューズも、一式に含まれるのが前提の式場と、別料金が前提の式場とあります)

 

✔Point2 ドレスは価格の幅はとても広い!「最低金額?平均金額?」を確認!

結婚式の見積りの中で「衣装」の項目は、このブログの冒頭でも紹介した、

式場見学編 ~見積りのミカタ [基本編] ~ - 結婚式をしよう

の"見積りの金額は「最低金額?平均金額?」を確認すること"が非常に重要です。

  ※見積書の金額が最低金額なら、+8~10万円まで幅を見ておいたほうがいいかも

  ※見積書の金額が平均金額なら、+3~5万円まで幅を見ておいたほうがいいかも

  もちろん、式場や衣装店によって違いがありますので、あくまで参考程度に見てくださいね。

 

✔Point3 「プランに含む」という表記で思考停止にならない!

見積りの衣装の欄に、具体的な数字ではなく「プラン内」というように書かれることもあります。

これはその名のとおり、契約プランの金額の中に衣装が含まれます、という意味です。

「なんだー!得してるー!」と感じたり、

「やや!金額がわからないぞ!」と一瞬ひるんだりでしまいそうですが、大丈夫です。

この時にも基本は同じ。

落ち着いて、プラン内に含まれるドレスの金額を確認しましょう

そうです!プラン内とはドレス選び放題という意味ではなく、いくらかの価格までのドレスなら、プラン内とみなして選べます、それ以上は差額をいただきます、ということなんです

その「いくらかの価格」が最低金額なのか、平均金額なのかわかれば予測がたちますね。

 

3.おまけ:両家の親の衣装は誰が用意するの?

結論、両家の親御様と新郎新婦様が納得されていれば、

親御様の衣装のレンタル代はどなたが負担されてもOKですが、

最近は親御様が直接試着、直接支払いの方が増えているように感じます。

結婚式当日の親御様は、挙式エスコートだけではなく、ご挨拶にまわられたりなど前に出られることも多く、

写真や映像にも新郎新婦様の隣でよくうつられます。

おふたりの衣装と同じように、親御様のお衣装のこともケアしていただけると嬉しいです!(^^)!

親御様の第一礼装は モーニング(紋付袴)・黒留袖

ご親族だけ、挙式だけ、など少しカジュアルな挙式だと モーニング・洋装 が一般的です♬

 

 

ということで、今回は見積りの「衣装」項目についてお伝えしました。

実際に何が必要なのか?初めてのことなので本当にわかりにくいですよね(;_;)

少しでもお役にたてると嬉しいです!

皆様の結婚式が素敵なものになりますように♥

 

結婚式演出編 ~フラワーシャワーが好き!~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は「結婚式演出編」と題して、フラワーシャワーのお話をしたいと思います。



結婚式の中の数ある演出の中でも、私はフラワーシャワーが好き♥です。

「え!今更フラワーシャワー!?」と思われる方もいらっしゃると思うのですが、

このフラワーシャワーに込められた意味を知って伝統にしっかりのっかることで、

まったくもってすごくHappyな演出体験になりますよ♩

 

1.フラワーシャワーとは

フラワーシャワーとは、新郎新婦様が挙式退場するときに、あるいは挙式の後チャペルからでてくるときに、ゲストが花びらをまいてお祝いするもの。「おめでとー!!」という歓声とフラワーが舞う様子、フラワーをまいたゲストから拍手が繋がっていく様子、本当に幸せいっぱいのひとときが広がります。写真や映像になっても本当に素敵です。

 

2.フラワーシャワーに込められた意味

フラワーシャワーには、こんな欧米の言い伝えが深く関係しています。

 

ー幸せを妬み、邪魔をしてやろうと忍び寄る悪魔は、お花の香りが大嫌いー

うーん。悪魔ってお花が苦手なんですね。なんだか可愛い気もしてしまいますが・・・

 

いけませんね!可愛くありません!

 

ーだから、お花の香りでみんなで魔除けをしよう、新郎新婦の未来を祝福して

これからふたりで歩んでいく新郎新婦様に、

色んな顔をした悪魔が忍びよってくることがあってはならない!

お花の香りで清めて、幸せに嫉妬する悪魔や災いからふたりが守られ、

幸せでありますように、という意味が込められているんですね。

 

3.フラワーシャワーに込められた意味の深さ

マルコは、この「魔除け」「悪魔はお花の良い香りが苦手」という

ストーリーがすごく好きで、ウェディングプランナーになったばかりの頃は

出会う新郎新婦様全員に語ってました(笑)

 

今回はそんなフラワーシャワーに込められた意味に加えて、

さらにこの演出を味わい倒すのに最適な材料となります、

”チャペルのヴァージンロードのお話”も少しお伝えしたいと思います。

キリスト教スタイルの挙式でお話します<m(__)m>)

 

【チャペルのヴァージンロードのお話】

チャペルのヴァージンロードは、

花嫁の人生を表現していると言われます。

チャペルの扉が開いたヴァージンロードの入り口は

この世に生を受けた日のことを意味してます。

そこからエスコートされて歩く入場時のバージンロードは

産まれてから今日までの人生。

ご家族やお世話になった方が導き、大切に育ててくださいました。

エスコートチェンジの場が、新郎と出会い、一緒に歩もうと決めたあの日です。

ここで花嫁の手は愛する新郎の手に渡されます。

新郎様に手を引かれ、一歩ずつ祭壇へとのぼりますが、

祭壇の階段は、これからの人生を一緒に歩むことを決めてから、

誓いをたてるこの日までふたりが乗り越えてきた日々を意味します。

そして、たどり着いた祭壇の上。そこがまさに今日、結婚式なのです。

書いているだけで胸アツ・・・

 

そして無事挙式が進み、まもなく退場。

それまで祭壇に向いていたおふたりは、誓いをたてた後にくるりと振り返ります。

するとそこには、大事な人たちの顔、顔、顔・・・

入場のときには意識できなかった、大事な人たちの顔を、

祭壇の上からはすべて見ることができます。

新郎様はこの瞬間に感極まる方も多いです(;_;)

これだけの人たちに見守られ、支えられ、誓いをたてたことを実感し、

いよいよ退場です。

退場時のヴァージンロードは、これから新郎新婦様が歩んでいく未来の日々

表現しています。ふたり腕を組んで進みます。

おふたりの歩む道のそばには、応援してくれる大切な方々がいます。

おふたりが幸せであるように、これからも見守り、支えてくださる、

そんなことを確信するような光景です。

 

そこで!そのゲストの方々の手にフラワーシャワーなんです!やっと繋がりましたが、だから、ここでフラワーシャワーをする意味の深さなんです!

素敵ですよね!!!(押しつけ気味ですが)

 

4.というわけで

「なんだかフラワーシャワーって定番すぎない?」

「他の人と違う"シャワー"を考えないと!」

などと、

よく"いにしえの演出"扱いされそうになってしまうフラワーシャワーですが、

この可愛い悪魔のストーリーとヴァージンロードの意味を知って、

香り高い生花を用意して行うと、それはもう上質なこだわり演出です。

 

5.どんなお花でフラワーシャワーしよう?

式場にお願いするときには、

フラワーコーディネイターさんにお任せすれば間違いありません。

リクエストするなら「できれば良い香りのお花♥」で充分です。

色は上手に淡いピンクやオレンジ、イエロー、白を混ぜてくれるはずです。

基本的にフラワーシャワーに赤や紫など濃い色は使いません。

これは、ひょんなことでお花の色でウェディングドレスが染まってしまうことが

無いように、というウェディングスタッフの配慮です。

もしお持ち込みで予定されていて、街のお花屋さんなどにお願いされる場合は、

必ずフラワーシャワー用と伝えて濃い色は避けていただくようお伝えくださいね◎ 

 

 

今回は、

「結婚式演出編 ~フラワーシャワーが好き!~」というテーマでお送りしました。

定番に思える演出も、意味を知って準備をすると、特別な演出になりますよ☆

 

「思い」が繋がるウェディング。

込められた思いを心に、おふたりらしい結婚式をつくってくださいね (^^)

式場見学編 ~見積りのミカタ [基本編] ~

皆様こんにちは、マルコです。

今回は幸せいっぱい♥わくわくどきどき♥の非日常感たっぷりな式場選びの中で、

突然現実と向き合うこととなる、

「見積書」確認の話です。(ガーン)

 

 

「最終的には契約時の見積りから金額凄くあがるよ!!!100万以上あがったもん!!!」

というようなびっくりしちゃう話も耳にされたことがあるかもしれません。

これを聞いてしまうと、

「え!どういうこと??結婚式場で私たち騙されるの??え!サギ??イヤー!!!」

「キャーー!!怖い!!もう結婚式怖い!!式場見学行きたくない!!」

と、とっても不安になっちゃいますよね。

 

私もブライダルフェアなどでご案内していると、

(ひととおりの見積り説明後に)

「それで、どれぐらい金額あがっていくんですか?」

今聞いたらだいたい必要なもの入ってますよね。みんなナゼ金額あがるんですか?」

という質問を何度もいただいてきました。

 

今日は、そんな、

「恐怖の結婚式見積り」が怖くなくなる"ミカタ"のお話の第一弾です。

・・・第一弾?

・・・何弾もあるの?

ーはい。

結婚式見積りは非常に奥深く細かいので、

項目にわけてしっかりとお伝えしたいと思っているのです。

ですが、「待てない!」「先に全体的な"ミカタ"を教えてよ!」というお急ぎの方もいらっしゃると思うので、今回は見積書のすべての項目にあてはめることができるポイントをお伝えして

次回より項目別でじっとりと(怖いですね)お伝えしていくことにします。

 

 

前置きが長くなりましたが、今回も読んでいただけると嬉しいです。

 

【見積書のすべての項目にあてはめることができるミカタポイント】

✔Point(1)

「確定金額?最低金額?平均金額?」

会場装花  8,000円 / フランス料理12,000円 / フリードリンク 4,000円 など

概算の金額を出すために式場が金額をあらかじめ入れてくれている結婚式見積り。

打合せをしていない段階でおふたり用にアレンジした見積りを出すのは無理かつあんまり意味がないので、

まずは概算見積りを出してもらう、でOK!しっかり確認しましょう。その時に入れてくれている各金額が、

その会場の「確定金額(1種類の価格設定)?

最低金額(いくつか選べる中の一番安価な価格)?

平均金額(だいたいの平均をとってくれてる価格)?」のどれなのか

は知っておきたいところ。

これを把握しておくことで、「未来の自分たちの選択はわからないけど、この項目は金額あがるかも」

という予測をたてていくことができます。

また確定金額のアイテムのことはもう予算上アレコレ考える必要もないので、

不要な検討材料を捨てることができます。予測、大事!

 

✔Point(2)

例えば、それはドレ?

会場装花  8,000円 / フランス料理12,000円 / フリードリンク 4,000円 など

概算でざーっと見積りに入っているアイテムの数々。

ひとつひとつ尋ねるのは少し面倒かもしれませんが、それでも、

「会場装花  8,000円 例えばそれはドレ?」

「フランス料理 12,000円 例えばそれはドレ?」

「フリードンク  4,000円 例えばそれはドレ?」

しつこいですよね。でも!その式場の「それはドレ?」を確認することがマストです。

特に何件も式場をまわっていると、

見積りの確認が他式場の見積りとの比較に終始しがちなのですが、ここは結構な落とし穴です。

A式場 フランス料理 12,000円(ベーシックコース)

B式場 フランス料理 15,000円コースをなんと12,000円で提供 特別割引!

この2つの式場だと、「私は料理にこだわっておもてなしをしたいから、B式場にきまりだわ」って、

思いますよね。そう。思うんです。当然です。

でも!ここが注意すべきところなんです。

そもそもA式場の12,000円のベーシックコースが質が良く、

B式場の15,000円コースと同等の食材・品数だったとすると、

これ、本当の意味でお得になっているんでしょうか?

(そんなこと…と思われるかもしれませんが、このケースよくあります)

 

B式場より先に見学したA式場で、しっかり丁寧な料理の説明を受けて、試食もよくて、大満足。

「素晴らしい!これならベーシックコースで充分だ!予算に余裕があればワンランクアップして、

そうしたらもっと最高のおもてなしができる!」

という良い印象をもったままB式場にいき、

その式場の「それはドレ?」を確認することなく進めてしまうと、

「えー!料理のランクアップなんてすごくお得な特典!予算的にも最高!すごくラッキーだ!」

「あとでワンランクあげることも考えていたけど、

B式場でワンランクアップしたら、実質2ランクアップした料理が提供できるってことだ!すごい!」

と思い込んでしまうことがあるのです。

 

後でよーく見ると、

・B式場の15,000円コースがA式場の12,000円コースと同じグレードか、それより質素かも(T_T) ということに気が付いた…

それなら、

・実は式場の雰囲気はA式場のほうが好みだったんだけど、

料理の特典が決め手でB式場に決めてしまったんだった。こんなことならA式場がよかった。

なんて気持ちになっちゃいますよね。

これ、料理やフリードリンク、お花でよくあります。

同じアイテム名・商品名でも、式場によって中身が全然違う。

シャンパン、ビール、ワイン、焼酎、日本酒、カクテル、ソフトドリンク何種類も入って

フリードリンク4,000円と、ビール、ワイン、ウーロン茶、オレンジジュースのフリードリンク3,000円と、

どちらを選んでも間違いなんてないのですが、中身を理解して選ぶことが大事です。

思い込んで決めることだけは一番避けていただきたい。

あとで予算があがるよ、ということよりも、

そんなことで「あぁ勘違いしてたんだ。安く抑えられたと思ったのに違っていたんだ。」って、

絶対になってほしくないからです。

見積りは、式場と他の式場のどっちが安いか?という比較にひっぱられず、

その会場の、「例えば、それはドレ?」を必ず確認!

お買い物の基本になりますが、その商品にこのぐらいの金額なら納得だね、

というおふたりの判断を軸にしてもらえたらと思います。

ここすごく大事!

 

✔Point(3)

固定費?変動費

結婚式の見積りは、大きく「固定費」グループと変動費グループにわけられます。

固定費とは、例えば挙式代金、会場使用料、写真撮影代、ヘアメイク代、

全体型演出(ウェディングケーキ、キャンドルサービス、映像など)代、衣装代など。

列席人数の増減で変わらない決まった金額を支払うものです。

一方の変動費とは、料理代、ドリンク代、引出物代、ペーパーアイテム代、

個人型演出(人数分のフラワー、キャンドル、テーブルコーディネイト)代など、

列席する人数の増減で変わる金額のものです。✔Point(1)と重複しますが、

どわーっと書いてある見積書を「固定費」と「変動費」にわけて認識ができると、

これから準備の中で「工夫の余地がある」「変わる可能性がある」費用がはっきり見えてきます。

予測、大事!

 

✔Point(4)

結婚式費用総額と最終的な自己負担金は違う!

Aさんカップル「列席人数が100名超えそうなんです!総額500万円ぐらいにはなっちゃうかなぁ」

Bさんカップル「予算を抑えたいから、披露宴はするけど、30名前後の小規模でやろうと思ってます」

ーわかりやすくするため少し極端にして、細かい条件は省き単純化していますがー

この同じ会場で結婚式を挙げた2組が、結婚式に使ったふたりの持ち出し金額がほとんど同じだった。

そんな、ほんとに!?みたいなことも起こることが実際にあります。

これこそ✔Point(3)でお話した、固定費と変動費のバランスによる不思議な現象なのですが・・・

結婚式の見積りで、

1名増えるにつき

料理12,000円 ドリンク4,000円 引出物一式5,000円 合計21,000円の金額が増えるとします。

それに対し、大変下世話なお話で恐縮ですが、ご祝儀は1名増えるにつき30,000円いただけるとします。30,000円ー21,000円の差額9,000円はゲストにお返し…ではなく、事実上結婚式費用を一部負担していただけることになりますよね。

反対に、

料理を21,000円 ドリンク4,000円 引出物7,000円 合計32,000円が1名増えるにつき発生するとすれば、

ご祝儀30,000円ー32,000円 差額マイナス2,000円。

この2,000円×人数分の金額をカップル様が負担することとなります。(あくまで単純計算上です)

ーそうです!

変動費をどうコントロールするかによって、

ふたりの支払う金額(自己負担金)が変わるのです。

さらに、条件によって固定費のほうを削れる場合なんかも重なってしまうと、

その変化は更に大きなものに。

固定費は、先にお伝えしたように、列席人数に関わらず決まった金額のっかってくる、例のやつです。

 

たまにあるんです。日程が直近だから!とか、平日だから!とかの特別プランで、

固定費関連の割引がついていたりすること。

こうなると変動費のコントロールとの組み合わせ戦法で、

大幅に自己負担金が減っていくんですよね。

総額は絶対に100名よんだAさんカップルのほうが大きいのですが、

最終的に自分たちで負担した金額はBさんカップルとそんなに変わらないということもあり得るのです。

 

 

というわけで今回は、式場見学編 ~見積りのミカタ[基本編]~ を

お送りしました。

新郎新婦様にとって、

式場側から一方的に提示されるちょっと怖い「見積り」を

少しだけ怖くないものにできていたら幸いです!(^^)!

お読みいただいて有難うございました。

 

結婚式準備編 ~担当のウェディングプランナーを変えて欲しい!~

皆様こんにちは、マルコです。

今回はとってもストレートなタイトルです。

 

結婚式を挙げられるカップルさまの中に、

「式場は気に入ってるんだけど、担当のウェディングプランナーがちょっとなぁ(T_T)」

と思われている方、いらっしゃるかもしれません。

「楽しい結婚式準備のはずが、こんなことで悩むなんて・・・(T_T)」と、

お辛い状況の方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

 

「それは、遠慮なく言ってください!むしろ言って欲しい!そのほうが式場としても有難い!」

です。言ってください。悩んでいらっしゃるなら一刻も早く。

マルコっていうよくわかんないヤツが言ってたなぁと思って、私のせいにしていただいて、

今から式場に要望を伝えてください。悩んでる時間がもったいないです。

 

もちろん、前提として、

プロなら全員がプロのサービスを提供しろ!と仰るのは重々、それはもう重々、

承知の上で深く反省する次第なわけで。

そしてちょっとした誤解や行き違いなら、伝えあって解決することもあるわけで。

 

でも、その上で、やはり人と人なので、

「自分よりすごく年齢が離れているプランナーさんは話しにくいな」

「男性プランナーさんより女性のほうがドレスのこととか言いやすいかも」

「先輩花嫁に聞いたプランナーの〇〇さんに私も担当してほしい」

そう思うことも感じることも自由です。

 

また明らかに、

「ん?ちょっとコミュニケーションとりにくいかも」

「お願いしたこと伝わってるかな?不安」

なんてケースは早期に発信したほうが傷が浅いこともあります。

 

こんなことを大切な新郎新婦様に言わせること自体が、

本来結婚式の仕事をする人としてお恥ずかしいレベルなのですが、

どうしても年に数えるくらいはこういうケースがあるのです。

申し訳ない限りです。

 

 

 

さて。

皆様がきっと気にしてくださるのが、

「担当のウェディングプランナーを変えて欲しい!」

といわれた式場側がどう感じるかということなのですが。

 

「まずはお気持ちに寄り添って、すぐに担当を変えて期待を上回るサービスをするぞ!」

としか、本当に思いません。

そしてそういうお声をもらってしまったプランナーにペナルティを与える!

なんてことはしませんし、

「改善したほうがよいところは?次どうする?何が足りなかった?」

と成長の機会になるよう教育します。

お心優しい新郎新婦様、安心してください(^^)

 

私自身、

担当者変更のあとにふたりめの担当者としてつかせていただいたことが何度もあります。

その時に「最初の担当の〇〇さんに申し訳ないです、がんばってくれたのに」とか、

挙式後に「最高の1日だった!今から思えば〇〇さんには悪かったと思っています。

宜しくお伝えください」とか言っていただくことも少なくないです。

 

あぁ、気を遣わせてしまっていたんだなぁとか、

そこまで前の担当のこともケアしてくださるんだなぁと申し訳なく思います。

 

でも!ウェディングプランナーはプロ。

 

どんな仕事でも一緒ですが、「頑張った」かどうかではなく、

お客様に安心して準備を進めてもらえるか、

希望をしっかりと理解し対応できるか、

準備期間も含めて素晴らしい結婚式をつくれるか、

そこでのみ評価されるべきなのです。

(もちろん関係が深まる中で、プラスアルファの絆が生まれることもよくあります。それはHappy!)

 

そして何より、プランナー自身、成熟度やスキル・経験はまちまちながら、

もれなく「新郎新婦様の幸せのために!」と思って仕事をしているので、

そういうお声をもらっても、ネガティブにのみ捉える、なんてことはないんです。

 

不安があったり、気になることがあったり、

担当して欲しい人が具体的にいる場合は、遠慮なくリクエストを出してください。

 

皆さんのお眼鏡にかなった式場なら、

きっと期待以上の対応をしてくれるはずです。

 

ちなみにですが、

マルコは式場見学段階で担当が変わったというケースも見ていますので、

「まだ契約してないのに・・・」という遠慮も不要です。

これまで担当者変更をご希望くださった皆様、本当に丁寧に優しくご連絡くださった方ばかりです(;_;) 心から感謝しています

 

 

 

今日のまとめです。

「式場は気に入ってるんだけど、担当のウェディングプランナーがちょっとなぁ(T_T)」

と思われている方。

大丈夫です!式場に伝えてみることを検討してください。

式場側も、変更を言い渡されたプランナーも、

おふたりのことを悪く思うことは決してありません。

クレイマーだなんて思いません。

より良い当日に向けて、むしろ気合いを入れ直します。

 

もし悩んでいる方がいらっしゃるなら、少しの勇気になりますように☆☆☆

応援してます。